特許
J-GLOBAL ID:200903003872324431

電気機器の絶縁劣化監視診断システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 武 顕次郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-273738
公開番号(公開出願番号):特開平7-128394
出願日: 1993年11月01日
公開日(公表日): 1995年05月19日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】運転中の電気機器のコイルの絶縁層の状態が常時監視でき、絶縁劣化状態を容易に診断することができる電気機器の絶縁劣化監視診断システムを提供。【構成】電機子コイル1の絶縁層3内でのボイドの発生は、その劣化と相関があり、他方、ボイドの個数と大きさが増加するに従って絶縁層3の熱伝達抵抗が増加する。そこで、電機子コイル1の導体2の内部に埋設した感温素子12Aと、絶縁層3の内部に埋設した感温素子12Bとを用い、絶縁層3の内部に発生するボイドによる絶縁層3の熱伝達抵抗の変化(増加)を、これら感温素子12A、12Bによる検出温度の差により検出し、絶縁劣化を判定するようにしたもの。【効果】絶縁層3の熱伝達抵抗の測定は、電気機器が運転中でも任意に、しかも容易に実行できるから、電気機器運転中でのコイル絶縁層の劣化状態の監視が常時可能になり、絶縁劣化の的確な診断による適切な時期での電機子コイルの更新や補修が可能で、絶縁破壊を未然に防止し得ることができる。
請求項(抜粋):
絶縁層を備えたコイルを有する電気機器において、そのコイルを構成する導体の温度と、この導体を覆う絶縁層の温度とを独立に検出する第1と第2の感温手段を設け、上記電気機器運転時での導体の温度と絶縁層の温度の差、及び温度変化が発生したときでの導体の温度と絶縁層の温度の反応時間の差の少なくとも一方の評価により絶縁劣化状態を判定するように構成したことを特徴とする電気機器の絶縁劣化監視診断システム。

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