特許

J-GLOBAL ID：200903003921598054

鋳造用鉄合金及びその製造方法

発明者： 大塚 公輝 ,  高橋 紀雄 ,  木村 浩文 ,  吉田 敏樹
出願人/特許権者： 日立金属株式会社
代理人 (1件)： 大場 充
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平5-132622
公開番号（公開出願番号）：特開平6-322473
出願日： 1993年05月10日
公開日（公表日）： 1994年11月22日
要約：

【要約】【目的】 排気ガス温度が800°C以上、特に850〜950°Cとなる場合において、優れた耐酸化性、耐熱亀裂性を示し、且つ安価で、鋳造性、加工性にも優れた鋳造用鉄合金とその製造方法を得る。【構成】 鋳造用鉄合金は、質量比で、C:0.5%〜2.0%、Si:3.2%を超え5.0%以下、Mn:0.8%以下、残部が実質的にFe及び不可避的元素からなり、その基地組織中に球状黒鉛を含み、且つ、その金属基地組織が実質的にフェライト相からなり、球状黒鉛の面積率が2〜7%とする。この鋳造用鉄合金は、凝固後の上記組成となる溶湯を鋳型内に注湯し、凝固後鋳造品の最も高温部分がA1変態点より低い温度となるまで前記鋳型内で冷却した後、型ばらしを行なってパーライトの析出を抑制して基地組織を実質的にフェライト相とする製造方法で得られる。

請求項（抜粋）：

化学成分が質量比で、C:0.5%〜2.0%、Si:3.2%を超え5.0%以下、Mn:0.8%以下、残部が実質的にFe及び不可避的元素からなり、その基地組織中に球状黒鉛を含み、且つ、その金属基地組織が実質的にフェライト相であることを特徴とする鋳造用鉄合金。

IPC (5件)：

C22C 37/04 ,  B22D 27/04 ,  C21C 1/10 ,  C21D 5/00 ,  C22C 33/08