特許
J-GLOBAL ID:200903003947349915

低周波音低減方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡部 温
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-093065
公開番号(公開出願番号):特開2008-248624
出願日: 2007年03月30日
公開日(公表日): 2008年10月16日
要約:
【課題】 換気や避難用に十分な抗口の面積を確保しつつ枝坑からの低周波音(微気圧波)を低減する方法及び装置を提供する。 【解決手段】 本発明の低周波音低減装置は、枝坑2を有するトンネル1に設けられるものであって、枝坑2の口からある長さの間において枝坑2を複数に分割する隔壁3と、分割した一部枝坑の口を閉鎖する壁4を有し、枝坑2が開口枝坑5と閉鎖枝坑6に分割されている。これにより、枝坑2に伝搬した圧力波のエネルギーが分割されることになる。このため、開口枝坑5で開口端反射する際に放射される微気圧波の大きさは、分割していない場合に比べて小さくなる。なお、閉鎖枝坑6及び開口枝坑5の各々を圧力波が伝播、反射しながら進んでいく際に、微気圧波は二回発生するが、その大きさはいずれも分割していない場合に比べて小さい。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
圧力波が伝搬する管路の口において発生する低周波音を低減する方法であって、 該口からある長さの間において該管路を複数に分割するとともに、分割した一部管路の口を閉鎖することにより、 まず、前記圧力波の一部(A波)が、閉鎖されていない分割管路(開口管路)に導かれて該管路を進み、該管路の口(開口端)に至って該口で開口端反射する際に、分割された圧力波のエネルギーに対応する一次低周波音が発生するとともに、開口端反射したA波が逆位相の圧力波となって該管路の奥方向へ戻り、 閉鎖されている分割管路(閉鎖管路)に導かれた一部の圧力波(B波)は、該管路の閉鎖されている端(固定端)に至って固定端反射して、同位相のまま該管路の奥方向へ戻り、 前記A波の逆位相反射波と前記B波の同位相反射波が前記管路の分割点で合流してそれぞれ逆位相となって前記口方向へ再び進み、2回逆位相反射したA波が前記開口端に至って開口端反射する際に、分割された圧力波のエネルギーに対応する二次低周波音が発生することを特徴とする低周波音低減方法。
IPC (1件):
E21D 9/14
FI (1件):
E21D9/14
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特許第3822368号
審査官引用 (7件)
  • トンネル微気圧波の低減方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2000-221122   出願人:財団法人鉄道総合技術研究所
  • トンネル緩衝工
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2003-393787   出願人:東日本旅客鉄道株式会社, 財団法人鉄道総合技術研究所
  • 特許第3822368号
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