特許
J-GLOBAL ID:200903003974384862
溶接熱影響部の靭性に優れた鋼材および鋼溶接部材
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (2件):
田村 弘明
, 矢葺 知之
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-332092
公開番号(公開出願番号):特開2004-162150
出願日: 2002年11月15日
公開日(公表日): 2004年06月10日
要約:
【課題】20〜150kJ/mmの溶接入熱量で溶接されたHAZ が、-40°Cでのシャルピー衝撃特性(平均値≧70J)、または-10°Cでの限界CTOD≧0.2mm を満足する、溶接熱影響部の靭性に優れた鋼材及び鋼溶接部材を提供する。【解決手段】所定の鋼成分を有し、Mg含有酸化物を核とし周辺にTi含有窒化物を有する径 0.005〜0.2 μmの複合粒子(A粒)が1×104 〜1×107 個/mm2 、径 0.005〜0.2 μmのMg含有硫化物(B粒)が1×104 〜1×107 個/mm2 、径0.2 〜5μmのCa含有酸化物(C粒)が1×102 〜1×104 個/mm2 であり、これらの粒子が複合せずに存在し、A+B =1×105 〜1×107 個/mm2 、A /B 0.1 〜10、(A +B +C )/C ≦10000 を満たすことを特徴とする溶接熱影響部の靭性に優れた鋼材。【選択図】 図5
請求項(抜粋):
質量%で、
C :0.01〜0.2%、
Si:0.5%以下、
Mn:0.1〜3%、
P :0.02%以下、
S :0.001〜0.01%、
Al:0.001〜0.1%、
Ti:0.005〜0.03%、
Mg:0.0005〜0.01%、
Ca:0.0005〜0.01%、
N :0.001〜0.01%、
O :0.001〜0.01%
を含有すると同時に、下記式(1)と式(2)を満たし、
O-0.4Ca≧0 ............(1)
Mg-1.5(O-0.4Ca)≧0 ............(2)
残部が鉄および不可避的不純物からなる鋼成分を有し、
Mg含有酸化物を核としてその周辺にTi含有窒化物を有する、粒子径が0.005〜0.2μmの複合粒子(A粒子)が1×104 〜1×107 個/mm2 であり、粒子径が0.005〜0.2μmのMg含有硫化物(B粒子)が1×104 〜1×107 個/mm2 であり、粒子径が0.2〜5μmのCa含有酸化物 (C粒子)が1×102 〜1×104 個/mm2 であり、
これら3種類の粒子が、複合せずに独立に存在しつつ、下記式(3)ないし式 (5)を満たすことを特徴とする、溶接熱影響部の靭性に優れた鋼材。
A粒子数+B粒子数=1×105 〜1×107 個/mm2 ......(3)
A粒子数/B粒子数=0.1〜10 ......(4)
(A粒子数+B粒子数+C粒子数)/C粒子数≦10000 ......(5)
IPC (3件):
C22C38/00
, C22C38/14
, C22C38/58
FI (3件):
C22C38/00 301B
, C22C38/14
, C22C38/58
引用特許:
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