特許
J-GLOBAL ID:200903004028796073

放射性廃液の処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-274710
公開番号(公開出願番号):特開平6-130188
出願日: 1992年10月14日
公開日(公表日): 1994年05月13日
要約:
【要約】【目的】原子力プラントで発生する放射性廃液の処理系で使用した廃イオン交換樹脂の溶離処理過程で発生する溶離廃液など対象に、高放射能核種を含む廃液を安定,減容化して固化体に変える合理的な処理方法を提供する。【構成】使用済イオン交換樹脂の溶離処理過程で発生した放射性廃液を透析処理して液中から溶離剤成分などを分離,回収する処理工程と、透析処理後の放射性核種を含む廃液に高温下で酸化剤を添加して金属錯塩を湿式酸化分解する処理工程と、前工程での分解処理液にpH調整剤,共沈処理剤を添加して共沈処理する処理工程と、前工程で固液分離された上澄液について膜分離処理する処理工程と、前工程での処理液をキレート処理する処理工程と、前記工程から排出された沈澱濃縮液,逆洗液,キレート再生処理液を一括して蒸発, 乾燥, 溶融,安定固化処理する処理工程を経て高放射能廃液を減容した固化体に変える。
請求項(抜粋):
原子力プラントの系統除染処理により発生した金属錯塩を含む放射性廃液、ないしは該放射性廃液の処理に使用した使用済イオン交換樹脂の溶離処理過程で発生する放射性廃液の処理方法であって、放射性廃液を透析処理して液中から溶離剤成分などを分離,回収する第1の処理工程と、透析処理後の放射性核種を含む廃液に高温下で酸化剤を添加して金属錯塩を湿式酸化分解する第2の処理工程と、前工程での分解処理液にpH調整剤,共沈処理剤を添加して共沈処理する第3の処理工程と、前工程で固液分離された上澄液について膜分離処理する第4の処理工程と、前工程での処理液をキレート処理する第5の処理工程と、第3,第4,第5の各処理工程から排出された沈澱濃縮液,逆洗液,キレート再生処理液を一括して蒸発, 乾燥, 溶融,安定固化処理する第6の処理工程を経て処理することを特徴とする放射性廃液の処理方法。
IPC (3件):
G21F 9/06 511 ,  C02F 1/74 101 ,  C02F 9/00

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