特許
J-GLOBAL ID:200903004044748569

硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性と耐摩耗性を発揮する表面被覆切削工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 富田 和夫 ,  鴨井 久太郎 ,  影山 秀一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-139651
公開番号(公開出願番号):特開2009-285765
出願日: 2008年05月28日
公開日(公表日): 2009年12月10日
要約:
【課題】高硬度被削材の高速重切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性と耐摩耗性を発揮する表面被覆切削工具を提供する。【解決手段】工具基体の表面に、(a)下部層として、組成式:(Ti1-XAlX)N又は組成式:(Ti1-X-ZAlXMZ)N(Mは、Tiを除く周期律表4a,5a,6a族の元素、Si、B、Yのうちから選ばれた1種又は2種以上。0.45≦X≦0.75、0.01≦Z≦0.25)を満足するTiとAl(とM)の複合窒化物層、(b)上部層として、層厚方向に沿って、Y最高含有点とCr最高含有点とが交互に繰り返し存在し、CrとYの含有割合が連続的に変化する成分濃度分布構造を有し、Y最高含有点が、組成式:(Cr1-αYα)N(0.16≦α≦0.26)を満足し、Cr最高含有点が、組成式:(Cr1-βYβ)N(0.01≦β≦0.10)を満足するCrとYの複合窒化物層を蒸着形成する。【選択図】 なし
請求項1:
炭化タングステン基超硬合金または炭窒化チタン基サーメットで構成された工具基体の表面に、 (a)下部層として、1〜5μmの平均層厚を有し、かつ、 組成式:(Ti1-XAlX)N(但し、XはAlの含有割合を示し、原子比で、0.45≦X≦0.75である)を満足するTiとAlの複合窒化物層、 (b)上部層として、1〜5μmの平均層厚を有し、かつ、 その層厚方向に沿って、Y最高含有点とCr最高含有点とが0.03〜0.1μmの間隔をおいて交互に繰り返し存在し、Y最高含有点からCr最高含有点へと、また、Cr最高含有点からY最高含有点へと、CrとYの含有割合がそれぞれ連続的に変化する成分濃度分布構造を有し、さらに、 前記Y最高含有点が、 組成式:(Cr1-αYα)N(但し、αはYの含有割合を示し、原子比で、0.16≦α≦0.26である)を満足し、 前記Cr最高含有点が、 組成式:(Cr1-βYβ)N(但し、βはYの含有割合を示し、原子比で、0.01≦β≦0.10である)を満足するCrとYの複合窒化物層 以上(a)、(b)で構成された硬質被覆層を形成してなる表面被覆切削工具。
IPC (4件):
B23B 27/14 ,  B23B 51/00 ,  B23C 5/16 ,  C23C 14/06
FI (4件):
B23B27/14 A ,  B23B51/00 J ,  B23C5/16 ,  C23C14/06 P
Fターム (21件):
3C037CC02 ,  3C046FF03 ,  3C046FF05 ,  3C046FF09 ,  3C046FF10 ,  3C046FF13 ,  3C046FF16 ,  3C046FF19 ,  3C046FF25 ,  4K029AA02 ,  4K029BA58 ,  4K029BB02 ,  4K029BD05 ,  4K029CA04 ,  4K029CA13 ,  4K029DA08 ,  4K029DB04 ,  4K029DB14 ,  4K029DD06 ,  4K029FA04 ,  4K029JA03
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 特許第2644710号明細書
  • 特許第2793773号明細書
  • 特許第2793696号明細書
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