特許

J-GLOBAL ID：200903004049499338

ルテニウム-ジアミン錯体及びこれを触媒とする光学 活性アルコール類の製造方法

発明者： 碇屋 隆雄 ,  松村 和彦 ,  橋口 昌平 ,  藤井 章雄 ,  野依 良治
出願人/特許権者： 科学技術振興事業団 ,  日本鋼管株式会社 ,  高砂香料工業株式会社 ,  武田薬品工業株式会社
代理人 (1件)： 西澤 利夫
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平8-284233
公開番号（公開出願番号）：特開平10-130289
出願日： 1996年10月25日
公開日（公表日）： 1998年05月19日
要約：

【要約】【課題】 不斉収率に優れた触媒と、これを用いた反応方法を提供する。【解決手段】 次式(I)【化1】で表わされる光学活性ルテニウム-ジアミン錯体を提供し、これを用いてラセミ体の2級アルコール類あるいはメソ型のジオール類を水素移動反応させて光学活性2級アルコールを製造する。(式中のR1 およびR2 は、アルキル基、アルキル基を置換してもよいフェニル基またはシクロアルキル基、もしくは両者結合して非置換またはアルキル基置換脂環式基、R3 は、メタンスルホニル基、トリフルオロメタンスルホニル基、ナフチルスルホニル基、カンファースルホニル基、アルキル基、アルコキシル基、或いはハロゲン原子が置換していてもよいベンゼンスルホニル基、アルコキシカルボニル基、アルキル基が置換していてもよいベンゾイル基を示し、R4 は水素原子又はアルキル基を示し、Xはアルキル基置換を有していてもよい芳香族化合物を示し、mおよびnは同時に0または1である)

請求項（抜粋）：

次の一般式(I)【化1】(式中、*は不斉炭素原子を示し,R1 及びR2 は、同一であっても互いに異なっていてもよく、アルキル基、アルキル基を有していてもよいフェニル基またはシクロアルキル基、もしくはR1 及びR2 が一緒になって非置換またはアルキル基置換の脂環式環を形成することを示し、R3 は、メタンスルホニル基、トリフルオロメタンスルホニル基、ナフチルスルホニル基、カンファースルホニル基、もしくはアルキル基、アルコキシル基、またはハロゲン原子が置換していてもよいベンゼンスルホニル基、アルコキシカルボニル基、またはアルキル基が置換していてもよいベンゾイル基を示し、R4 は、水素原子またはアルキル基を示し、Xは、アルキル基を置換していてもよい芳香族化合物を示し、mおよびnは、同時に0また1を示す)で表わされる光学活性ルテニウム-ジアミン錯体。

IPC (6件)：

C07F 15/00 ,  B01J 31/18 ,  C07B 53/00 ,  C07C 31/133 ,  C07C 35/02 ,  C07B 61/00 300

FI (6件)：

C07F 15/00 A ,  B01J 31/18 Z ,  C07B 53/00 B ,  C07C 31/133 ,  C07C 35/02 ,  C07B 61/00 300