特許
J-GLOBAL ID:200903004061848674
偏平型波動歯車装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
横沢 志郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-120957
公開番号(公開出願番号):特開平8-312730
出願日: 1995年05月19日
公開日(公表日): 1996年11月26日
要約:
【要約】【目的】 波動歯車装置の偏平化、小型コンパクト化および製造コストの低減化を図ること【構成】 波動歯車装置1は、第1および第2の端板2、3の間に、回転自在に入力軸4を両持ち状態で支持すると共に、波動歯車機構を組み込み、その外周側にはクロスローラベアリング8を配置した構成を採用している。波動歯車機構は、剛性内歯歯車5と、この内側のシルクハット形の可撓性外歯歯車6と、この内側に装着した波動発生器7から構成される。ベアリング8の外輪81と第2の端板3の間に可撓性外歯歯車の環状ボス64を挟み、これらの三部材を締結してある。ベアリング8の内輪82と第1の端板2の間に剛性内歯歯車5を挟み、これらの三部材を締結してある。入力軸4を中空軸としてもよい。このような構成を採用することにより、装置全体を可撓性外歯歯車の軸長よりも僅かに長い程度の長さの偏平なものにでき、ベアリングの外輪が装置ハウジングとして利用できるるので、部品点数を減らし、小型コンパクトにできる。
請求項(抜粋):
装置軸線方向の両端に位置する第1の端板および第2の端板と、これらの端板の間に位置し、円筒状の胴部、この胴部における前記第1の端板の側の開口端外周面に形成された外歯、この胴部における前記第2の端板の側の開口端から半径方向の外側に向けて連続している環状のダイヤフラムおよびこのダイヤフラムの外周縁に連続した厚肉の環状ボスを備えたシルクハット型の可撓性外歯歯車と、前記外歯の外周に配置され内周面に当該外歯に噛み合い可能な内歯が形成されている環状の剛性内歯歯車と、前記外歯が形成されている円筒状胴部の内側に配置されて当該円筒状胴部を半径方向に撓めて外歯を前記内歯に対して部分的に噛み合わせると共に当該噛み合わせ位置を円周方向に移動させる波動発生器と、当該波動発生器に固着されていると共に当該波動発生器を貫通して延び、一方の側が前記第1の端板に回転自在に支持され、他方の側が前記第2の端板に回転自在に支持されている入力軸と、前記可撓性外歯歯車の円筒状胴部の外周に配置され、外輪が前記環状ボスを介して前記第2の端板に固着され、内輪が前記剛性内歯歯車を介して前記第1の端板に固着されているベアリングとを有することを特徴とする偏平型波動歯車装置。
引用特許:
審査官引用 (4件)
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特開平3-134345
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特開昭60-095235
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特開昭62-013813
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