特許
J-GLOBAL ID:200903004069265813

永久帯電防止性スチレン系樹脂組成物及びその成形品

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 藤本 博光 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-007779
公開番号(公開出願番号):特開平10-204247
出願日: 1997年01月20日
公開日(公表日): 1998年08月04日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 永久帯電防止性能を発揮し、かつ外観性能等にも優れたゴム変性スチレン系樹脂組成物を提供する。【解決手段】 ゴム変性スチレン系樹脂100重量部に対して、第4級アンモニウム塩基を有する単量体単位とこれと共重合可能なビニル系若しくはビニリデン系単量体単位からなる共重合体を1〜10重量部が含有してなるスチレン系樹脂組成物において、(1)上記ゴム変性スチレン系樹脂中のゴム状重合体の分散粒子の重量平均粒子径が0.4〜0.9μm、それらの重量基準の累積粒子径分布の5%値が1.0μm以下、95%値が0.2μm以上であり、(2)全ゴム状重合体の分散粒子中に占めるサラミ構造を有する分散粒子の割合が80重量%以上であることを特徴とする永久帯電防止性のスチレン系樹脂組成物。【効果】 外観が重要視される自動車内装部品や家電製品に使用されるプラスチック材料として極めて有用なものである。
請求項(抜粋):
スチレン系樹脂のマトリックス中にゴム状重合体が分散してなるゴム変性スチレン系樹脂100重量部に対して、第4級アンモニウム塩基を有する単量体単位とこれと共重合可能なビニル系若しくはビニリデン系単量体単位からなる共重合体を1〜10重量部含有してなるスチレン系樹脂組成物において、(1)上記ゴム変性スチレン系樹脂中のゴム状重合体の分散粒子の重量平均粒子径が0.4〜0.9μmの範囲にあり、それらの重量基準の累積粒子径分布の5%値が1.0μm以下、95%値が0.2μm以上であり、(2)全ゴム状重合体の分散粒子中に占めるサラミ構造を有する分散粒子の割合が80重量%以上で、かつ、全ゴム状重合体分散粒子中に内包される芳香族ビニル系重合体の粒子数が20個以下である分散粒子が全分散粒子中の70%以上であり、(3)さらにトルエン不溶分とゴム成分の比率が1.0〜2.5の範囲にあることを特徴とする永久帯電防止性のスチレン系樹脂組成物。
IPC (3件):
C08L 51/04 ,  C09K 3/16 104 ,  C08L 39:00
FI (2件):
C08L 51/04 ,  C09K 3/16 104 C

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