特許
J-GLOBAL ID:200903004094223670

マスタシリンダ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-057039
公開番号(公開出願番号):特開平6-270786
出願日: 1993年03月17日
公開日(公表日): 1994年09月27日
要約:
【要約】【目的】バルブ機構を用いたセンタバルブ型マスタシリンダにおいて、圧力室内の残圧や一時的な昇圧によるバルブシールの押込みや噛込みを抑制する。【構成】ピストン2で分離される圧力室3と補給室4とを長孔12及び連通路5で連通可能とし,この連通路5内に挿通されたバルブステム13の圧力室側突出部にバルブシール7を取付けてなるバルブ機構6に対し、前記バルブステム13に形成されたステムシート面14側端部に,前記連通路5内に嵌入するメタルシール部8を形成し、このメタルシール部8が,ピストン2進み時にバルブシール7がピストンシール面15に密着する以前からピストン2戻り時に離間した以降まで連通路5を閉塞し、これによりバルブシール7内外の液圧変動を小さくして残圧や一時的昇圧に対してバルブシール7が変形しない構成とした。
請求項(抜粋):
シリンダ本体に形成された内孔内に液密的且つ摺動可能に嵌挿されたピストンと、このピストンで分離された圧力室と補給室とを連通可能とするために,当該ピストンの中央部に貫通形成された連通路と、この連通路内に長手方向に挿通されたバルブステムと、このバルブステムの圧力室側突出部に,連通路と対向して形成された,連通路の内径より大きいステムシート面と、少なくともこのステムシート面の外形の外側に取付けられたバルブシールと、前記バルブシールが密着して前記連通路による圧力室と補給室との連通を遮断するために,当該連通路の圧力室側に設けられたピストンシール面と、前記バルブシールをバルブステムと共に常時ピストンシール面方向に付勢するバネ部材と、前記ピストンが前記内孔に沿って圧力室側に進むとバルブシールがピストンシール面に密着するために,前記ステムシート面よりピストンシール面側に突出された前記バルブシールの外周縁部と、前記ピストンが内孔に沿って圧力室側と反対方向に戻るときに前記バネ部材で同方向に付勢されるバルブステムに当接して当該バルブステムの移動を規制し,もってバルブシールがピストンシール面から離間されるために,シリンダ本体に固定されたストッパピンとを備えたセンタバルブ型のマスタシリンダにおいて、前記バルブステムのステムシート面側端部のうち,少なくとも前記バルブシールの外周縁部の突出端部に相当する位置を挟んで,当該バルブステムの長手方向両側に延びる位置に、連通路の内周面に嵌入する径のメタルシール部を,当該バルブステムと一体的に形成し、このメタルシール部のうち,前記バルブシールの外周縁部の突出端部に相当する位置から,前記ピストンが非作動位置に戻ったときにバルブステムが前記ストッパピンに当接して連通路から圧力室側に突出する位置までの間に、当該メタルシール部の外周面と連通路とに連通する液路を形成したことを特徴とするマスタシリンダ。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平4-133849

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