特許
J-GLOBAL ID:200903004095349979

磁石の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石井 陽一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-339064
公開番号(公開出願番号):特開平10-163056
出願日: 1996年12月04日
公開日(公表日): 1998年06月19日
要約:
【要約】【課題】 安価で、しかも高保磁力、高角形比、高最大エネルギー積の磁石を提供する。【解決手段】 R(希土類元素の1種以上で、Sm必須)、T(Fe必須)、NおよびM(Zr必須)を含有し、Rを4〜8原子%、Nを10〜20原子%、Mを2〜10原子%含有し、硬質磁性相(TbCu7 型結晶相)と、軟質磁性相(bcc構造T相からなり、平均結晶粒径が5〜60nmであり、全体の10〜60体積%を占める)とを有し、硬質磁性相中における原子比(R+M)/(R+T+M)が12.5%を超える磁石を、単ロール法を利用して製造する。単ロール法では、冷却ロールの周速度を50m/s 以上とし、合金溶湯の吐出圧力を0.3〜2kgf/cm2 とする。冷却後、急冷合金を600〜800°Cで熱処理し、さらに窒化処理する。
請求項(抜粋):
R(Rは希土類元素の1種以上であり、R中のSm比率は50原子%以上である)、T(TはFe、またはFeおよびCoである)、NおよびM(Mは、Zrであるか、Zrの一部をTi、V、Cr、Nb、Hf、Ta、Mo、W、Al、CおよびPから選択される少なくとも1種の元素で置換したものである)を含有し、Rを4〜8原子%、Nを10〜20原子%、Mを2〜10原子%含有し、残部が実質的にTであり、硬質磁性相と軟質磁性相とを有し、硬質磁性相が、R、TおよびNを主体とし、TbCu7 型結晶相を含み、軟質磁性相が、bcc構造のT相からなり、軟質磁性相の平均結晶粒径が5〜60nmであり、軟質磁性相の割合が10〜60体積%であって、硬質磁性相中における原子比(R+M)/(R+T+M)が12.5%を超える磁石を製造する方法であり、ノズルから合金溶湯を吐出して冷却ロール周面に衝突させることにより急冷する単ロール法を用いて、TbCu7 型結晶相とアモルファス相とを含む薄帯状の急冷合金を得る急冷工程と、真空中または不活性ガス雰囲気中において前記急冷合金に結晶化のための熱処理を施す熱処理工程と、熱処理後の急冷合金に窒化処理を施す窒化工程とを有し、前記急冷工程における冷却ロールの周速度が50m/s 以上であり、合金溶湯の吐出圧力が0.3〜2kgf/cm2 であり、前記熱処理工程における処理温度が600〜800°Cである磁石の製造方法。
IPC (4件):
H01F 41/02 ,  C22C 38/00 303 ,  H01F 1/053 ,  H01F 7/02
FI (4件):
H01F 41/02 G ,  C22C 38/00 303 D ,  H01F 7/02 ,  H01F 1/04 H
引用特許:
審査官引用 (2件)

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