特許
J-GLOBAL ID:200903004143327567

フオルステライト被膜のない方向性珪素鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大関 和夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-186678
公開番号(公開出願番号):特開平5-033061
出願日: 1991年07月25日
公開日(公表日): 1993年02月09日
要約:
【要約】【目的】 鏡面化した方向性電磁鋼板を仕上焼鈍で得、低鉄損材料を提供する。【構成】 仕上焼鈍炉中で、鏡面化及び二次再結晶を行う。脱炭板に、珪素より酸素親和性の強い金属粉末を含んだアルミナを主体とする焼鈍分離剤を塗布し、仕上焼鈍炉に入れ、50°C/Hr以上の昇温速度で、920〜1150°Cまで昇温し、この温度で5時間以上保持する。【効果】 鏡面化と二次再結晶が同時に仕上焼鈍炉で行われるため、省工程となる。また、珪素より酸素親和性の強い金属粉末が板間に存在するため、インヒビターの劣化が少なく、かつ鏡面化が完全である。得られる材料は、高い磁束密度(B8 )を示し、超低鉄損材料となる。高い昇温速度を採るため、仕上焼鈍が短時間で完了する。
請求項(抜粋):
Si:2.0〜4.8重量%、酸可溶性Al:0.008〜0.05重量%、N≦0.010重量%、残部Fe及び不可避的不純物からなる珪素熱延鋼帯を必要に応じて焼鈍した後、1回または中間焼鈍をはさむ2回以上の冷間圧延を行い、所定の板厚とし、次いで一次再結晶焼鈍を行った後、焼鈍分離剤を塗布し、仕上焼鈍を施す方向性珪素鋼板の製造において、Al2 O3 (アルミナ)を主成分とし、窒化物及び珪素より酸素親和性の強い金属粉末のうち1種あるいは2種以上を添加剤とした焼鈍分離剤を用い、中性あるいは還元性雰囲気で、仕上焼鈍の昇温速度を50°C/Hr以上で920〜1150°Cまで昇温し、この温度で5時間以上保持することを特徴とするフォルステライト被膜のない方向性珪素鋼板の製造方法。
IPC (5件):
C21D 9/46 ,  C21D 1/70 ,  C21D 8/12 ,  C22C 38/00 303 ,  C22C 38/06

前のページに戻る