特許
J-GLOBAL ID:200903004146451030

混床式ろ過脱塩方法による懸濁不純物除去方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉嶺 桂 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-193676
公開番号(公開出願番号):特開平5-131189
出願日: 1991年07月09日
公開日(公表日): 1993年05月28日
要約:
【要約】【目的】 懸濁不純物特にクラッドの分離効果の大きいイオン交換樹脂を用いる混床式ろ過脱塩方法をうる。【構成】 BWR型原子力発電プラントの一次冷却水の処理の際に、粒状又は、粉末状陽イオン交換樹脂及び陰イオン交換樹脂からなる混床によってろ過脱塩する方法において、該イオン交換樹脂として、僅かに架橋したシード粒子にスチレン性あるいはエチレン性モノマー又はモノマー混合物を吸収させ、膨潤させながら懸濁水溶液重合により架橋して得たイオン交換コポリマーにイオン交換官能基で官能性を付与したものを用い、且つ陽イオン交換樹脂、陰イオン交換樹脂の両方又はいずれか一方の架橋度をジビニルベンゼン(DVB)含率7.5%〜3%としたイオン交換樹脂により混床を形成する。
請求項(抜粋):
BWR型原子力発電プラントの一次冷却水の処理の際に、粒状又は粉末状陽イオン交換樹脂及び陰イオン交換樹脂からなる混床によってろ過脱塩する方法において、該イオン交換樹脂が、(a) 重合し僅かに架橋したスチレン性またはエチレン性のシード粒子を、シード粒子中へのモノマーの吸収を妨げる量のポリマー状保護コロイドを存在させずに、攪拌懸濁水溶液とすること;(b)前記の懸濁したシード粒子に、重合条件下で、(I)少なくとも1種類のモノエチレン型不飽和スチレン性またはエチレン性モノマー0〜98重量%と(II)少なくとも1種類のポリエチレン型不飽和スチレン性またはエチレン性架橋モノマー2〜100重量%とからなるモノマーまたはモノマー混合物を供給し、この際懸濁条件、供給速度、攪拌および重合速度を、シード粒子がモノマーまたはモノマー混合物を吸収して所望の大きさに膨潤するまで、粒子の凝集を回避し、最終的にイオン交換コポリマーが生成するよう調整すること;(c)前記のイオン交換コポリマーが生成するまで、膨潤したシード粒子の重合を継続すること;(d)懸濁水媒体から前記のイオン交換コポリマー粒子を分離すること;からなる、官能性を付与した後に粉砕することなく、膨潤圧に耐え得る架橋したイオン交換コポリマー粒子を製造し、該コポリマー粒子にイオン交換官能基により官能性を付与することによって製造されるイオン交換樹脂であり、且つ陽イオン交換樹脂、陰イオン交換樹脂の両方又はいずれか一方の架橋度をジビニルベンゼン(DVB)含率7.5%〜3%としたイオン交換樹脂により混床を形成し、BWR型原子力発電プラントの一次冷却水処理時の懸濁不純物を除去することを特徴とする混床式ろ過脱塩方法による懸濁不純物除去方法。
IPC (3件):
C02F 1/42 ,  B01J 47/04 ,  G21F 9/06 521
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平2-131188
  • 特開昭59-018705

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