特許
J-GLOBAL ID:200903004168674628

ブロックIIRプロセッサ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 加藤 朝道
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-352668
公開番号(公開出願番号):特開平10-171778
出願日: 1996年12月13日
公開日(公表日): 1998年06月26日
要約:
【要約】【課題】複数の積和演算器を並列に実行する分割ALU命令をもつプロセッサにおいて、複数のサンプルを同時に計算するブロックIIRフィルタアルゴリズムを採用し並列演算を利用したフィルタ演算を高速化する。また係数の性質によりフィルタの次数に応じて積和演算の回数を削減して高速化する。【解決手段】ブロックサイズL分のデータを格納できデータ語長の整数倍の右シフト可能な第1の入力レジスタ、第1の係数レジスタファイル、第2の入力レジスタ、第2の係数レジスタファイル、第3の入力レジスタ、第3の係数レジスタファイル、レジスタおよびシフトレジスタと、レジスタの各データに対し、シフトレジスタの最下位語のデータとの積を計算してアキュムレータの値との累算を行うL並列積和演算を行う積和演算ユニット、アキュムレータと、を備える。
請求項(抜粋):
ブロックサイズL分の入力データを前記第1の入力レジスタに格納し、前記第1の入力レジスタの値をシフトレジスタに転送し該シフトレジスタにおいてデータ語長ずつ右シフトしながら0でない第1の係数レジスタファイル内の各レジスタの値を、レジスタに転送し、積和演算ユニットにて並列積和演算を複数回行う第1の行列ベクトル乗算を行い、その結果をアキュムレータで累算し、第2の入力レジスタの値をシフトレジスタに転送し該シフトレジスタにおいてデータ語長ずつ右シフトしながら0でない第2の係数レジスタファイル内の各レジスタの値を、レジスタに転送し、積和演算ユニットで並列積和演算を複数回行う第2の行列ベクトル乗算を行いその結果をアキュムレータで累算し、第3の入力レジスタの値をシフトレジスタに転送し該シフトレジスタにおいてデータ語長ずつ右シフトしながら0でない第3の係数レジスタファイル内の各レジスタの値を、レジスタに転送し積和演算ユニットで並列積和演算を複数回行う第3の行列ベクトル乗算を行ないその結果をアキュムレータで累算し、前記アキュムレータの値を前記第3の入力レジスタに格納するとともに、フィルタ出力として出力し、前記第1の入力レジスタの値を前記第2の入力レジスタに格納し、前記積和演算ユニットは、前記レジスタの各データに対して前記シフトレジスタの最下位語のデータとの積を計算して前記アキュムレータの値との累算を行う並列積和演算を行い、IIRの次数が1つ下がると並列積和演算の回数を1回減らすとともに、FIRの次数が1つ下がると並列積和演算の回数を1回減らすことができる、ようにしたことを特徴とするブロックIIRプロセッサ。
IPC (2件):
G06F 17/10 ,  H03H 17/04 655
FI (2件):
G06F 15/31 D ,  H03H 17/04 655 D

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