特許
J-GLOBAL ID:200903004171747946

沸騰水型原子炉内の寄生バイパス流を減少する方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 生沼 徳二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-270667
公開番号(公開出願番号):特開平5-215885
出願日: 1992年10月09日
公開日(公表日): 1993年08月27日
要約:
【要約】【目的】 沸騰水型原子炉の容器(V) 内において、燃料束(F;F1 〜F4) の外側に配置画成された炉心バイパス区域を通して流れるとともに核反応の減速を助ける水を、原子炉の蒸気発生能力に寄与せしめ、以て、バイパス区域を通して水を送給するに必要なエネルギの浪費を抑える。【構成】 従来(Fig.2;Fig.5A)は下側プレナムからの水流の約10%が、チャネル(60)内の燃料棒(R) の回りの能動的流れと並列なバイパス流れとして、上側プレナムに送られていた。本発明(Fig.4;Fig.5B)では、先ず、下側プレナムからの水の約10%をバイパス流れ区域の上部まで送ることにより下方に向かうバイパス流れとし、次に、このバイパス流れを、燃料棒回りの能動的流れの下部で合流させる。下部プレナムからの水流の全ては活用され、高い運転効率が得られる。
請求項(抜粋):
蒸気発生用の炉心を内包する圧力容器と、該容器内に配置された炉心と、該炉心の下方で上記容器に略々掛け亙り、炉心障壁を形成する手段と、該炉心障壁を通して流れ通路からの冷却材を上記炉心の下部から上部に向けてポンプするための冷却材ポンプ手段と、上記炉心を構成する複数個の燃料束であって、上側連結プレートと下側連結プレートとの間で支持された細長垂直燃料棒を含み、チャネル内にあり、そして該チャネル内で当該燃料束自身の内部には第1蒸気発生流れ通路が画定され且つ上記チャネル外に第2炉心バイパス区域を画定する、複数個の燃料束と、上記燃料棒の回りを通過する如く上記チャネルを通り抜ける、上記燃料束の各々の内部の第1流れ通路手段と、上記燃料棒から離間する如く上記チャネルの外部を通る、上記燃料束の各々の外部の第2流れ通路手段と、を具有する沸騰水型原子炉において、制限且つシールされた炉心バイパス区域を提供すべく、上記炉心の上部で上記炉心バイパス区域をシールする手段と、上記炉心障壁を越えて上記のシールされた炉心バイパス区域に冷却材を導入する手段と、上記炉心バイパス区域からの上記冷却材を上記燃料束へ導入し、これにより、上記炉心バイパス区域内の流れを、上記燃料束に流入する冷却材の流れに連続せしめる為の手段と、を組合せて成る、上記第1及び第2通路手段に対する改良。
IPC (3件):
G21C 15/02 GDB ,  G21C 15/02 ,  G21C 3/322

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