特許
J-GLOBAL ID:200903004176953714

流体封入式マウント装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中島 三千雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-067851
公開番号(公開出願番号):特開平9-257093
出願日: 1996年03月25日
公開日(公表日): 1997年09月30日
要約:
【要約】【課題】 流体室54の壁部の一部を構成する可動部材52を加振せしめて、流体室54の内圧を制御することによりマウント特性を制御するようにした流体封入式マウント装置において、可動部材52の加振駆動力を発生するコイル部材90に対する冷却効果を向上せしめること。【解決手段】 壁部の一部が可撓性膜60にて構成されて容積可変とされると共に、振動が入力される流体室54に対してオリフィス通路68を通じて連通せしめられた副流体室64を形成する一方、該副流体室64を画成する可撓性膜60にて壁部の一部が構成された閉塞空間84を、コイル部材90が配設されたギャップ部78を通じてのみ外部空間と連通せしめることにより、可撓性膜60の膨出/収縮変形に伴う閉塞空間84の容積変化に基づいて、コイル部材90が配設されたギャップ部78を通じての空気の流通が生ぜしめられるようにした。
請求項(抜粋):
互いに所定距離を隔てて配された第一の支持部材と第二の支持部材を、それらの間に介装された本体ゴム弾性体にて連結し、該本体ゴム弾性体にて壁部の一部が構成されて内部に非圧縮性流体が封入された流体室を形成すると共に、該流体室の別の一部を、前記第二の支持部材に対して変位可能に支持された可動部材にて構成する一方、該可動部材の背後に磁路を形成するヨーク部材を配設して前記第二の支持部材により固定的に支持せしめると共に、該ヨーク部材に設けられたギャップ部にコイル部材を配設し、該コイル部材への通電にて生ぜしめられる駆動力を前記可動部材に及ぼして該可動部材を加振するようにした流体封入式マウント装置において、前記可動部材の背後における前記ヨーク部材および前記コイル部材の配設領域を外部空間から遮断された閉塞空間と為し、該閉塞空間に膨出変形可能な可撓性膜にて壁部の一部が構成されて内部に非圧縮性流体が封入された容積可変の副流体室を形成すると共に、該副流体室を前記流体室に連通するオリフィス通路を形成する一方、かかる閉塞空間における前記可動部材および前記可撓性膜の配設領域を、前記コイル部材が配設された前記ギャップ部を経て、外部空間に連通せしめる連通路を設けたことを特徴とする流体封入式マウント装置。
IPC (2件):
F16F 13/26 ,  B60K 5/12
FI (2件):
F16F 13/00 630 C ,  B60K 5/12 F

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