特許
J-GLOBAL ID:200903004179947774

塑性変形後の耐脆性破壊伝播停止特性の良好な構造用鋼板とその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田中 久喬
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-266643
公開番号(公開出願番号):特開平10-088281
出願日: 1996年09月18日
公開日(公表日): 1998年04月07日
要約:
【要約】【課題】 船体等の大型構造物同士が衝突等により大規模な塑性変形を受けた場合でも、鋼板の重要な性能の一つである脆性破壊伝播停止(アレスト)性能が塑性変形を受けていない素材時のアレスト性能より大幅に劣化することのない鋼板を生産性よく経済的に製造する。【解決手段】 C量とN量が所定の範囲である鋼板を粗圧延後、表層部のみ冷却してAr1点以下とした後板厚内部の顕熱により復熱しながらAc3-50°C以下で圧延を終了し、Ac3点以上に復熱しないようにする。
請求項(抜粋):
重量%で、C:0.04〜0.08%Si:0.05〜0.5%Mn:0.3〜2.0%Al:0.005〜0.1%フリーN:≦20PPM残部Feおよび不可避不純物からなる鋼板において、鋼板の表裏層からそれぞれ少なくとも板厚の10%以上30%以下の範囲にわたって粒径が平均円相当径で5μm以下のフェライト組織を有し、且つその表層部組織の同一結晶方位を有する集合組織コロニーのアスペクト比(長径/短径の比)が4以上であることを特徴とする塑性変形後の耐脆性破壊伝播停止特性の良好な構造用鋼板。
IPC (4件):
C22C 38/00 301 ,  C21D 8/02 ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/16
FI (4件):
C22C 38/00 301 A ,  C21D 8/02 B ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/16
引用特許:
審査官引用 (2件)

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