特許
J-GLOBAL ID:200903004195966010

溶融めっき鋼板の形状制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 本多 小平 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-111343
公開番号(公開出願番号):特開平6-128710
出願日: 1992年04月30日
公開日(公表日): 1994年05月10日
要約:
【要約】【目的】 鋼板の連続形状の検出を可能とし、左右非対称な鋼板形状においてもシンクロール又はサポートロールを左右個別に操作することにより、鋼板の平坦度を高精度に制御することを目的とする。【構成】 鋼板1巾方向のめっき付着量を測定する板巾方向走査めっき付着量測定装置5と鋼板表裏の付着量W1 ,W2 から変位量ΔD=(lnW1 -lnW2 )/Kを形状演算装置6で算出し鋼板形状を求める。これにより得られた形状を四次式で近似し、形状を対称成分と非対称成分とに分離すると各成分反り量とシンクロール2又はサポートロール3の左右移動量の増減分の間には一次式が成立することから各ロールの左右操作量を決定する形状制御演算装置7と各ロールを動かすための左右進退駆動装置8,9からなることを特徴とするめっき鋼板の形状制御装置。
請求項(抜粋):
溶融めっき浴からガスワイピング域を通って走行するめっき鋼板の巾方向にγ線またはX線を照射して受光する蛍光X線強度を検出し鋼板巾方向の表裏面の各めっき付着量を測定する板巾方向走査めっき付着量測定装置と該鋼板の各巾方向の表裏面の各測定めっき付着量から、下記(1)式に基づいて、鋼板形状を求める形状演算装置とこれから得られた該鋼板形状が四次式の関数で近似できることを利用し、この関数の偶数項と奇数項に着目して鋼板形状を対称成分と非対称成分とに分離し、下記(2)式〜(5)式に基づき、シンクロール又は、サポートロールの左右操作量を決定する形状制御演算装置とこれにより得られた左右操作量に基づいてシンクロール又は、サポートロールを動かすための左右個別進退駆動装置からなることを特徴とするめっき鋼板の形状制御装置 ΔD=(lnW1 -lnW2 )/K (1)だだし、ΔD:表裏ガスワイピングノズル間距離の中心を0とした時の変移量(mm)W1 :鋼板の表の付着量(g/m2 )W2 :鋼板の裏の付着量(g/m2 )K :鋼板の種類によって異なる定数 ΔSeven=A0 ×(ΔCeven)+A1 (2) ΔSodd =B0 ×(ΔCodd )+B1 (3) ΔSl =ΔSeven-ΔSodd (4) ΔSr =ΔSeven-ΔSodd (5)ただし、ΔCeven:鋼板形状の対称成分における反り量ΔCodd :鋼板形状の非対称成分における反り量ΔSeven:シンクロール又はサポートロールの移動量の増減分ΔSodd :シンクロール又はサポートロールの左右各々の移動量の増減分の差ΔS1 :シンクロール又はサポートロールの左側移動量の増減分ΔSr :シンクロール又はサポートロールの右側移動量の増減分A0 ,A1 ,B0 ,B1 :鋼板サイズや張力によって決定される定数
IPC (3件):
C23C 2/00 ,  C23C 2/20 ,  C23C 2/40

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