特許
J-GLOBAL ID:200903004214158702

パケット通信におけるスループット制御方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松浦 兼行
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-008013
公開番号(公開出願番号):特開平8-204748
出願日: 1995年01月23日
公開日(公表日): 1996年08月09日
要約:
【要約】【目的】 本発明はISDN回線を用いたDチャネル及びBチャネルパケット通信において、特定のターミナルアダプタの通信をパケット通信のトラフィック状況が混雑しているときでも優先して通信速度を確保することを目的とする。【構成】 パケット監視アダプタ1は、追加可能な通信スループット値を演算し、現在使用されているコールリファレンスナンバー一覧と追加可能な通信スループット値とをユーザユーザ情報として有し、かつ、現在使用されていないコールリファレンスナンバーを持った解放完了メッセージを作成して送出する。ターミナルアダプタ61 〜68 は、開放完了メッセージを検出し、その追加可能な通信スループット値が下限境界値未満となった時に予め記憶されている優先順位が低いほど送出パケットのスループットを低下させ、上限境界値より大になった時は優先順位が高いほど送出パケットのスループットを増加させる。
請求項(抜粋):
共通バスに複数のターミナルアダプタが接続され、かつ、該共通バスと網との間にパケット監視アダプタが接続されたシステムのパケット通信におけるスループット制御方式であって、前記パケット監視アダプタは、前記システムにて伝送されるパケットを常時監視して得た現在のスループット値をシステムの最大通信速度から差し引いて追加可能な通信スループット値を演算する演算部と、現在使用されているコールリファレンスナンバー一覧と該追加可能な通信スループット値とをユーザユーザ情報として有し、かつ、現在使用されていないコールリファレンスナンバーを持った解放完了メッセージを作成して送出する解放完了メッセージ作成手段とを有し、前記ターミナルアダプタは、受信メッセージの前記コールリファレンスナンバーから前記開放完了メッセージを検出するメッセージ検出手段と、予め優先順位が記憶されている優先順位記憶部と、該メッセージ検出手段により検出された前記開放完了メッセージ中の追加可能な通信スループット値が下限境界値未満となった時に前記優先順位が低いほど送出パケットのスループットを低下させ、上限境界値より大になった時は前記優先順位が高いほど送出パケットのスループットを増加させる通信速度制御手段とを有することを特徴とするパケット通信におけるスループット制御方式。

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