特許
J-GLOBAL ID:200903004245244100

鋼材表面へのプラズマ浸炭方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長門 侃二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-076878
公開番号(公開出願番号):特開平5-279836
出願日: 1992年03月31日
公開日(公表日): 1993年10月26日
要約:
【要約】【目的】 浸炭層中に厚い炭化物析出層を短時間で鋼材表面に形成するプラズマ浸炭方法を提供する。【構成】 このプラズマ浸炭方法は、850〜1050°Cの温度域で鋼材の表面にプラズマ浸炭処理を施して前記鋼材の表面に炭化物の析出層を形成する工程;950〜1100°Cの温度域でかつ10-1〜10-3Torrの減圧下、または、950〜1100°Cの温度域でかつ0.1〜10TorrのAr,H2 もしくはN2 の群から選ばれる少なくとも1種の雰囲気下において前記鋼材表面に拡散処理を施すことにより、前記析出層の炭化物を再固溶させて炭素を前記鋼材の心部に拡散させると同時に粒径2μm以下に微細化するか、または完全に再固溶する工程;前記鋼材の表面温度を前記鋼材のA1 変態点以下の温度にまで降温して少なくとも30分間その温度で保持する工程;ならびに、前記鋼材の表面温度を前記A1 変態点以上の温度にまで昇温する工程;を必須の工程として備えていることを特徴とする。
請求項(抜粋):
850〜1050°Cの温度域で鋼材の表面にプラズマ浸炭処理を施して前記鋼材の表面に炭化物の析出層を形成する工程;950〜1100°Cの温度域でかつ10-1〜10-3Torrの減圧下、または、950〜1100°Cの温度域で、かつ0.1〜10TorrのAr,H2 もしくはN2 の群から選ばれる少なくとも1種の雰囲気下において前記鋼材表面に拡散処理を施すことにより、前記析出層の炭化物を再固溶させて炭素を前記鋼材の心部に拡散させると同時に粒径2μm以下に微細化するか、または完全に再固溶する工程;前記鋼材の表面温度を前記鋼材のA1 変態点以下の温度にまで降温して少なくとも30分間その温度で保持する工程;ならびに、前記鋼材の表面温度を前記A1 変態点以上の温度にまで昇温する工程;を必須の工程として備えていることを特徴とする鋼材表面へのプラズマ浸炭方法。
IPC (3件):
C23C 8/38 ,  C21D 1/06 ,  C23C 8/80

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