特許
J-GLOBAL ID:200903004271095296
テクニチウム-99m標識キレーターが組み込まれた環状ペプチド
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
谷 義一 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-516774
公開番号(公開出願番号):特表2001-506583
出願日: 1997年10月01日
公開日(公表日): 2001年05月22日
要約:
【要約】本発明は、下記の化学式(1)に示される、放射性薬剤調製用の新規試薬に関する。ここで、化学式(1)におけるJ、K、L、およびMはアミノ酸またはそれらの誘導体であり、R'、R1、R2、およびnは本明細書中で定義する。前記放射性薬剤は、血小板タンパク質IIb/IIIa複合体の拮抗薬として作用するキレーターを含む放射性標識環状化合物である。さらに、本発明は、動脈および静脈の血栓の診断に用いる画像形成試薬として前記薬剤を使用する方法と、前記薬剤を調製するための新規な試薬と、前記試薬を含有するキットに関する。
請求項(抜粋):
放射性薬剤を調製するための化学式(I)の試薬、またはその薬剤学上許容し得る塩、若しくはそれらのプロドラッグであって、R'は、HまたはC1-C8アルキルであり、R1は、 H、 0〜3のR20で置換されたC1-C4アルキル、 0〜3のR20aで置換されたC6-10アリール、 0〜3のR20aで置換されたC3-8シクロアルキル、 0〜3のR20aで置換された-C6-10アリール(C1-4アルキル)、 および、N、S、またはOから独立して選択される1〜4の複素原子を含有し、 0〜1のR20aで置換された5員〜10員の複素環系の群から選択され、R20は、 R20a、 0〜1のR20aで置換されたC6-10アリール、 および、N、S、または0から独立して選択される1〜4の複素原子を含有し、 0〜1のR20aで置換された5員〜10員の複素環系の群からいずれの場合にも独立して選択され、R20aは、 -CN、-CO2R21、-C(=O)R21a、C(=O)CH2OR21、C(=O)NR22C(=O)R21a、 C(=O)OCH2CO2H、C(=O)NR23R24、-C(=O)N(R22)2、-CH2OR21、-OC(=O)R21a、 -OC(=O)OR21a、-OR21a、-OC(=O)N(R22)2、-NR22C(=O)R2Ia、-NR22C(=O)OR21 、NR22C(=O)N(R22)2、-N(R22)2、=NOR21、-C(=O)NHOR21、-C(=O)NHNR22R22 、-OCH2CO2H、NR23R24、-NR22SO2N(R22)2、-NR22SO2R21b、-SO3H、-SO2R21b 、-SR21、-S(=O)R21b、-SO2N(R22)2、SCH2NR22C(=O)R21、SH、S(Pg)、 =O、OH、PR25R26、P(O)R25R26、P(S)R25R26、P(NR27)R25R26、 および、N、S、または0から独立して選択される1〜4の複素原子を含有する 5員〜10員の複素環系 の群からいずれの場合にも独立して選択され、R21は、 H、C1-C6アルキル、フェニル,ベンジル、および、トリフルオロメチルの群からいずれの場合にも独立して選択され、R21aは、 H、C1-C6アルキル、フェニル,ベンジル、OH、C1-C6アルコキシ、ハロゲン 化物、および、トリフルオロメチルの群からいずれの場合にも独立して選択され、R21bは、 C1-C6アルキル、フェニル,ベンジル、C1-C6のアルコキシ、および、トリフ ルオロメチルの群からいずれの場合にも独立して選択され、R22は、 H、C1-C6アルキル、フェニル,ベンジル、シアノ、および、トリフルオロメ チルの群からいずれの場合にも独立して選択され、R23、R24、R25、R26、およびR27は、 水素、 0〜3のR40で置換されたC1-10アルキル、 0〜3のR40で置換されたC6-10アリール、 0〜3のR40で置換されたC3-8シクロアルキル、 0〜3のR40で置換された複素環状-C1-6アルキルであって、 前記複素環は、ピリジンと、ピラリジンと、プロリンと、フランと 、チオフランと、チアゾールと、ジアジンとから選択されたもの、 0〜3のR40で置換された-C6-10アリール(C1-6アルキル)、 0〜3のR40で置換された-C1-6アルキル(C6-10アリール)、 および、電子、 但し、R23またはR24が一方が電子であるとき他方も電子であり、R25 またはR26の一方が電子であるとき他方も電子であること、の群からいずれの場合にも独立して選択され、R40は、 C1-6アルキル、フェニル,ハロ、-NO2、-CN、-CO2R21、-C(=O)R21a、C(=O)N (R22)2、-CH2OR21、-OC(=O)R21a、-OR21a、-NR22C(=O)NR21a、-N(R22)2、 -C(=O)NHOR21、-C(=O)NHNR22R22、-NR22SO2R21b、-SO3H、-SO2R21b、-SR21 、-S(=O)R21b、および、-SO2N(R22)2の群から選択され、R2は、 H、 0〜3のR41で置換されたC1-C4アルキル、 0〜3のR41aで置換されたC6-10アリール、 0〜3のR41aで置換されたC3-8シクロアルキル、 0〜3のR41aで置換された-C6-10アリール(C1-4アルキル)、 および、N、S、または0から独立して選択される1〜4の複素原子を含有し、 0〜1のR20aで置換された5員〜10員の複素環系の群からいずれの場合にも独立して選択され、R41は、 R41a、 0〜1のR41aで置換されたC6-10アリール、 および、N、S、または0から独立して選択される1〜4の複素原子を含有し、 0〜1のR41aで置換された5員〜10員の複素環系の群からいずれの場合にも独立して選択され、R41aは、 NR23R24、=S、SH、S(Pg)、=O、OH、PR25R26、P(O)R25R26、P(S)R25R26、お よび、P(NR27)R25R26の群からいずれの場合にも独立して選択され、但し、R1とR2の少なくとも一が、NR23R24、S、=S、SH、S(Pg)、O、=O、OH、PR25R26、P(O)R25R26、P(S)R25R26、および、P(NR27)R25R26から選択される少なくとも一の基を含み、Jは、β-アラニン、または、化学式-N(R3)C(R4)(R5)C(=O)-のL-異性体またはD-異性体アミノ酸であり、R3は、HまたはC1-C8アルキルであり、R4は、HまたはC1-C3アルキルであり、R5は、 H、F、Cl,Br,I、-CF3、-CN、-CO2R13、-C(=O)R13、-C(=O)N(R13)2、-CHO 、-CH2OR13、-OC(=O)R13、-OC(=O)OR13a、-OR13、-OC(=O)N(R13)2、-NR13C( =O)R13、-NR14C(=O)OR13a、-NR13C(=O)N(R13)2、-NR14SO2N(R13)2、-NR14SO 2NR13a、-SO3H、-SO2R13a、-SR13、-S(=O)R13a、-SO2N(R13)2、-N(R13)2、- NHC(=NH)NHR13、-C(=NH)NHR13、=NOR13、NO2、-C(=O)NHOR13、-C(=O)NHNR13 R13a、=NOR13、-B(R34)(R35)、-OCH2CO2H、2-(1-モルフォリノ)エトキシ、- SC(=NH)NHR13、N3、-Si(CH3)3、(C1-C5アルキル)NHR16、 0〜2のR11で置換されたC1-C8アルキル、 0〜2のR11で置換されたC2-C8アルケニル、 0〜2のR11で置換されたC2-C8アルキニル、 0〜2のR11で置換されたC3-C10シクロアルキル、 0〜2のR12で置換されたアリール、 N、S、または0から独立して選択される1〜4の複素原子を含有し、0〜2のR12 で置換された5員〜10員の複素環系、 -C0-C6アルキル-X、 フェニル上の置換が1,4位の-(CH2)q'-フェニル-(CH2)q'-X、 シクロヘキシル上の置換が1,4位の-CH2-シクロヘキシル-CH2-X、 および、-(CH2)mS(O)p'(CH2)2Xの群から独立して選択され、R3とR4は一緒になって、-CH2((CH2)nNHC(=NR13)N(R13)2)CH2-を形成することができ、R3とR5は、その他に一緒になって-(CH2)t-、または、-CH2S(O)p'C(CH3)2-を形成することができ、R4とR5は、その他に一緒になって-(CH2)u-を形成することができ、Kは、化学式-N(R6)CH(R7)C(=O)-で示されるL-異性体またはD-異性体アミノ酸であり、R6は、HまたはC1-C8アルキルであり、R7は、 -C1-C7アルキル-X、 フェニル上の置換が1,3または1,4の-(CH2)q'-フェニル-(CH2)q'-X、 シクロヘキシル上の置換が1,3または1,4の-(CH2)q'-シクロヘキシル-(CH2) q'-X、 -(CH2)mO-(C1-C4アルキル)-X、 および、-(CH2)mS(O)p'-(C1-C4アルキル)-Xの群から選択され、Xは、 NHC(=NR13)N(R13)R13、-N(R13)R13、-C(=NH)(NH2)、-SC(=NH)-NH2、 -NH-C(=NH)(NHCN)、-NH-C(=NCN)(NH2)、および、-NH-C(=N-OR13)(NH2)の群から選択され、R6とR7は、その他に一緒になって次の化学式を形成することができ、X'は、-NH2、または、NHC(=NR13)N(R13)R13であり、Lは、-Y(CH2)vC(=O)-であり、Yは、NH、N(C1-C3アルキル)、O、または、Sであり、Mは、次の化学式に示すD-異性体またはL-異性体アミノ酸であり、R17は、H、または、C1-C3アルキルであり、R8は、 -CO2R13、-SO3R13、-SO2NHR14、-B(R34)(R35)、-NHSO2CF3、-CONHNHSO2CF3、-PO(OR13)2、 -PO(OR13)R13、-SO2NHCOR13、-CONHSO2R13a、-CH2CONHSO2R13a、-NHSO2NHCOR13a、 -NHCONHSO2R13a、-SO2NHCONHR13、および、 -SO2NH-複素アリールであって、 前記複素アリールは、N、S、または0から独立して選択される1〜4の 複素原子を含有し、5員〜10員であるものの群から選択され、R11は、 =O、F、Cl、Br、I、-CF3、-CN、-CO2R13、-C(=O)R13、-C(=O)N(R13)2、 -CHO,-CH2OR13、-OC(=O)R13、-OC(=O)OR13a、-OR13・・・
FI (2件):
A61K 49/02 B
, A61K 49/02 C
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