特許
J-GLOBAL ID:200903004369207424

競合検出故障診断方式、競合検出故障診断方法、バスコンバータ、および記録媒体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-340164
公開番号(公開出願番号):特開平11-175482
出願日: 1997年12月10日
公開日(公表日): 1999年07月02日
要約:
【要約】【課題】バスコンバータ内部の競合検出回路の故障を容易に診断できるようにするとともにバスコンバータの回路規模を削減する。【解決手段】CPU101から発行されたライト命令と他のCPUから発行されたリード命令との競合を検出する競合検出回路105と、CPU101のキャッシュの状態を記憶するタグメモリのメモリアドレスの登録/削除を行うタグメモリ制御回路107とを有する。タグメモリ制御回路107は、他のCPUからライト命令が発行されると、そのメモリアドレスと同じメモリアドレスが自タグメモリに登録されているかのチェックを行い、登録されている場合には、該ライト命令発行元のバスコンバータの競合検出機能が故障していると診断する。
請求項(抜粋):
複数の中央処理装置が共有バスを介して主記憶装置と接続され、前記複数の中央処理装置と共有バスとの間に、上位の中央処理装置のキャッシュの状態を記憶するためのタグメモリを持つバスコンバータがそれぞれ設けられたマルチプロセッサシステムにおける競合検出故障を診断する方式であって、前記バスコンバータのそれぞれは、上位の中央処理装置から発行された前記主記憶装置のデータの更新を行う旨のライト命令と他の中央処理装置から発行された前記主記憶装置からのデータの読み出しを行う旨のリード命令との競合を検出すると前記ライト命令に代えて所定の命令を前記共有バス上に発行する競合検出手段と、上位の中央処理装置から前記主記憶装置からのデータの読み出しを行う旨のリード命令を受けると、そのリード命令によって読み出されるデータのメモリアドレスを自タグメモリに登録し、他の中央処理装置から前記共有バス上に前記主記憶装置からのデータの読み出しを行う旨のリード命令が発行されると、そのリード命令によって読み出されるデータのメモリアドレスが自タグメモリに登録されているかどうかのチェックを行い、登録されている場合には、上位の中央処理装置に対してそのリード命令を通知して該当するデータの前記主記憶装置への転送を行わせるとともに自タグメモリからそのデータのメモリアドレスを削除するタグメモリ制御手段と、を備え、前記タグメモリ制御手段が、他の中央処理装置から前記共有バス上に、前記主記憶装置に格納されているデータの更新を行う旨のライト命令が発行されると、そのライト命令によって更新されるデータのメモリアドレスと同じメモリアドレスが自タグメモリに登録されているかのチェックを行い、登録されている場合には、該ライト命令発行元のバスコンバータの競合検出機能が故障していると診断することを特徴とする競合検出故障診断方式。
IPC (2件):
G06F 15/16 350 ,  G06F 11/22 370
FI (2件):
G06F 15/16 350 F ,  G06F 11/22 370 Z

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