特許
J-GLOBAL ID:200903004397027245
地下水を熱源とするヒートポンプ設備
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
柳田 良徳 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-088649
公開番号(公開出願番号):特開平9-280689
出願日: 1996年04月10日
公開日(公表日): 1997年10月31日
要約:
【要約】【課題】 地下水を利用するヒートポンプ設備において井戸の設置スペースと施工コストの削減を図る。【解決手段】 不透水性土層1の上下に上部帯水層2および下部帯水層3が存在している地盤に下部帯水層に達する井戸20を設け、その内部を不透水性土層の位置でパッカー24により上下に仕切り、上部帯水層および下部帯水層に通じる上部スクリーン22および下部スクリーン23を設ける。パッカーの近傍にヒートポンプ装置25を配置する。パッカーの上下に季節により選択的に運転されてヒートポンプ装置に地下水を供給する上部ポンプ26および下部ポンプ27、もしくは地下水の供給経路を切替え可能な単独のポンプを設置する。ヒートポンプ装置は第1水熱交換器28および第2水熱交換器29を有する。地表部には第2水熱交換器に対して熱媒体を循環供給するポンプ30を設ける。
請求項(抜粋):
地下水を熱源として利用するヒートポンプ設備であって、不透水性土層を挟んでその上下に上部帯水層および下部帯水層が存在している地盤に前記不透水性土層を貫通して下部帯水層に達する井戸を設け、該井戸の内部を前記不透水性土層の位置でパッカーにより上下に仕切るとともに、該パッカーの上下に前記上部帯水層および前記下部帯水層に通じて地下水を取水しかつ環水させ得る上部スクリーンおよび下部スクリーンをそれぞれ設け、前記井戸内における前記パッカーの近傍の位置にはヒートポンプ装置を配置するとともに、前記パッカーの上下にはいずれか一方が選択的に運転される上部ポンプおよび下部ポンプをそれぞれ設置し、前記ヒートポンプ装置は、いずれも蒸発器および凝縮器として選択的に機能するとともに、一方が蒸発器として機能するときに他方が凝縮器として機能する第1水熱交換器および第2水熱交換器を有し、前記上部ポンプは前記上部スクリーンより取水した上部帯水層の地下水を前記ヒートポンプ装置の第1水熱交換器に供給するとともに下部スクリーンを通して下部帯水層に環水せしめるものとする一方、前記下部ポンプは前記下部スクリーンより取水した下部帯水層の地下水を前記ヒートポンプ装置の第1水熱交換器に供給するとともに上部スクリーンを通して上部帯水層に環水せしめるものとし、かつ、地表部には前記ヒートポンプ装置の第2水熱交換器に対して熱媒体を循環供給するポンプを設けてなることを特徴とする地下水を熱源とするヒートポンプ設備。
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