特許
J-GLOBAL ID:200903004406378552

密封装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 世良 和信 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-034592
公開番号(公開出願番号):特開平8-210512
出願日: 1995年01月31日
公開日(公表日): 1996年08月20日
要約:
【要約】【目的】オイル等の密封対象流体側のシール部材がエア等の気体側の圧力変動の影響を受けないように気体側に別のシール部材を設けることにより、気体側の圧力変動に対する耐圧性を向上させ得る密封装置を提供する。特に、高回転時の低トルク化と耐圧性の相反する課題を両立させる。【構成】第1のシール部材20と、樹脂製シールリップを備え圧力が変動する気体側に配置される第2のシール部材10と、第1および第2のシール部材20,10間の環状空間4と、環状空間4と大気とを連通する連通路3と、を備え、第2のシール部材10の樹脂製シールリップ131を軸方向密封対象流体側に傾斜させると共に、樹脂製シールリップ131の密封摺動面に圧力が変動する気体側に気体を押し戻すようにねじ溝14を設け、一方、樹脂製シールリップ131を保持する金属環11に軸方向密封対象流体側に延びて樹脂製シールリップ131の付け根部を支えるバックアップ部112を設けたことを特徴とする。
請求項(抜粋):
互いに同心的に相対回転自在に組み付けられる2回転部材間をシールするもので、密封対象流体側に配置される第1のシール部材と、樹脂製シールリップを備え圧力が変動する気体側に配置される第2のシール部材と、前記第1および第2のシール部材間の環状空間と、該環状空間と大気とを連通する連通路と、を備え、前記第2のシール部材の樹脂製シールリップを軸方向密封対象流体側に傾斜させると共に、樹脂製シールリップの密封摺動面に圧力が変動する気体側に気体を押し戻すようにねじ溝を設け、一方、前記第2のシール部材は前記樹脂製シールリップを保持する金属環を有し、該金属環の内端部に軸方向密封対象流体側に延びて樹脂製シールリップの付け根部を支えるバックアップ部を設けたことを特徴とする密封装置。

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