特許
J-GLOBAL ID:200903004414639667

オレフィン重合用触媒及びオレフィン重合体の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷川 曉司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-143251
公開番号(公開出願番号):特開平8-003213
出願日: 1994年06月24日
公開日(公表日): 1996年01月09日
要約:
【要約】【構成】 (A)Mg、Ti、ハロゲン、電子供与性化合物を必須成分として含有する固体触媒成分。(B)有機Al化合物。(C)電子供与性化合物。を接触させることによって得られるオレフィン重合用触媒において、(A)成分が、Mg(OR1 )n (OR2 )2-n 、Ti(OR3 )4-m Xm 、Si(OR4)4-k Xk および必要に応じてR6 OHを加熱反応させ、ついで反応生成物(a* )を電子供与性化合物(c* )と接触させた後、さらにTiXj (OR5 )4-j を20°C以下の温度で接触させ、接触終了後、接触生成物を2.0°C/min以下の平均昇温速度で昇温した後、110°Cを越える温度で処理することによって得られる固体を含む固体触媒成分からなり、(C)成分が、CySi(OR7)3 であるオレフィン重合用触媒及びオレフィン重合体の製造方法。【効果】 本発明の方法によれば、プロピレンの重合体を製造した際に、高い活性・立体規則性に加え、良好な粉体性状を兼ね備えた重合体が得られる。
請求項(抜粋):
(A)Mg、Ti、ハロゲン、電子供与性化合物を必須成分として含有する固体触媒成分。(B)有機Al化合物。(C)電子供与性化合物。を接触させることによって得られるオレフィン重合用触媒において、(A)成分が、一般式Mg(OR1 )n (OR2 )2-n (式中、R1 ,R2 は、アルキル基、アリール基またはアラルキル基を示し、R1 とR2 は同一でも異なってもよい。nは、0≦n≦2を示す。)で表されるMg化合物(a1)、一般式Ti(OR3 )4-m Xm (式中、R3 はアルキル基、アリール基またはアラルキル基を示す。またXは、ハロゲンを示す。mは、0≦m≦4を示す。)で表されるTi化合物(a2)、および一般式Si(OR4 )4-k Xk (式中、R4 はアルキル基、アリール基またはアラルキル基を示す。またXは、ハロゲンを示す。kは、0≦k≦4を示す。)で表されるSi化合物(a3)、および必要に応じて一般式R6 OH(式中、R6 はアルキル基、アリール基、アラルキル基、またはSi含有基を示す。)で表される化合物(a4)を加熱反応させ、ついで該反応生成物(a* )を電子供与性化合物(c* )と接触させた後、さらに一般式TiXj (OR5 )4-j (式中、Xはハロゲン、R5 は、アルキル基、アリール基またはアラルキル基を示す。jは、0≦j≦4を示す。)で表されるハロゲン含有Ti化合物(b* )を20°C以下の温度で接触させ、接触終了後、該接触生成物を2.0°C/min以下の平均昇温速度で昇温した後、110°Cを越える温度で処理することによって得られる固体(A* )を含む固体触媒成分からなり、(C)成分が、CySi(OR7 )3 (Cy=シクロヘキシル基およびその誘導体、R7 は、互いに同じかまたは異なる炭化水素基を表す)であることを特徴とするオレフィン重合用触媒。
IPC (2件):
C08F 4/658 MFG ,  C08F 10/00

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