特許
J-GLOBAL ID:200903004438668161

多板クラッチ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松本 武彦 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-158922
公開番号(公開出願番号):特開平8-021455
出願日: 1994年07月11日
公開日(公表日): 1996年01月23日
要約:
【要約】【目的】 ハブフランジがトランスミッションの入力軸に対して軸方向に移動自在に係合する乾式多板クラッチにおいて、ハブフランジの軸方向移動を制限するための部材の脱落を防止する。【構成】 乾式多板クラッチ1において、ハブフランジ6は、軸方向に沿って伸びる複数の外歯18aを外周面に有する第2筒状部13を含み、トランスミッションの入力軸3に軸方向に移動可能に係合する。ドリブンプレート8は、第2筒状部13の外歯18aに対して軸方向に相対移動可能にかつ相対回転不能に係合する複数の突起27を内周部に有する。クラッチカバー組立体10は、フライホイール2に固定可能であり、両プレート7,8のフライホイール2側と反対側に配置されている。ロケートプレート51は環状であり、第2筒状部13に取り付けられ、ドリブンプレート8の突起27に対して軸方向に当接可能である。
請求項(抜粋):
回転フライホイールから出力側回転体にトルクを伝達および遮断するための多板クラッチであって、前記回転フライホイールに固定される第1筒状部を含む入力側部材と、前記第1筒状部の内周側に配置されて軸方向に沿って伸びる複数の第1歯部を外周面に有する第2筒状部を含み、前記出力側回転体に相対回転不能にかつ軸方向に移動可能に係合する出力側部材と、前記第1筒状部と前記第2筒状部との間に配置され、外周部が前記第2筒状部に軸方向に相対移動可能にかつ相対回転不能に係合する複数の第1環状摩擦板と、前記第1環状摩擦板と軸方向に交互に配置され、前記第1筒状部の前記第1歯部に対して軸方向に相対移動可能にかつ相対回転不能に係合する複数の第2歯部を内周部に有する複数の第2環状摩擦板と、前記回転フライホイールに固定可能であり、前記両環状摩擦板の前記フライホイール側と反対側に配置され、前記両環状摩擦板を前記フライホイール側に押圧および押圧解除するため押圧機構と、前記第2筒状部に取り付けられ、前記第2環状摩擦板の前記第2歯部に対して軸方向に当接可能な環状の軸方向移動制限部材と、を備えた多板クラッチ。

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