特許
J-GLOBAL ID:200903004442184608

線路周辺構造物の三次元形状計測装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 金丸 章一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-332101
公開番号(公開出願番号):特開平5-164519
出願日: 1991年12月16日
公開日(公表日): 1993年06月29日
要約:
【要約】【目的】 鉄道におけるトンネルなどの線路周辺構造物の軌道に沿う側の三次元形状の計測を短時間で且つ精度良く行える三次元形状計測装置を得る。【構成】 画像処理装置5は、レールRR,RL上を走行させる移動台車1に配設されトンネルT壁面上の光切断線を撮像する構造物用テレビカメラ3を基準点として、トンネルT壁面上の光切断線の三次元座標を求めるとともに、移動台車1に配設されレールRR,RL上の光切断線を撮像するレール用テレビカメラ4を基準点として、レールRR,RLの特定部位を示す光切断線の三次元座標を求める。計算機6は、これらの三次元座標と、両テレビカメラ3,4の位置関係を示す座標とに基づいて、移動台車1の走行に応じて軌道間の中点Oi を基準点としてトンネルT壁面上の光切断線の三次元座標を求める。これにより、移動台車1の動揺による計測誤差を極めて小さくし得る。
請求項(抜粋):
a:軌道上を走行する移動台車と、b:前記移動台車に配設され、移動台車走行方向に略直交する面内に放射状に広がる平板状光を投射する光源装置と、c:前記移動台車に前記光源装置より所定距離隔てて配設され、前記光源装置からの平板状光によって線路周辺構造物上に生じる光切断線を前記移動台車の走行にともなって順次撮像する第1の撮像装置と、d:前記移動台車に前記光源装置より所定距離隔てて配設され、前記光源装置からの平板状光によって軌道上に生じる光切断線を前記移動台車の走行にともなって順次撮像する第2の撮像装置と、e:前記第1の撮像装置によって得られる光切断画像毎にその画像上での線路周辺構造物を示す光切断線の二次元座標を求めるとともに、前記第2の撮像装置によって得られた光切断画像毎にその画像上での軌道の特定部位を示す光切断線の二次元座標を求める画像処理手段と、f:前記画像処理手段によって得られる光切断画像上での線路周辺構造物を示す光切断線の二次元座標に基づいて、前記第1の撮像装置を基準点として線路周辺構造物上の光切断線の三次元座標を求めるとともに、前記画像処理手段によって得られた光切断画像上での軌道の特定部位を示す光切断線の二次元座標に基づいて、前記第2の撮像装置を基準点として軌道の特定部位を示す光切断線の三次元座標を求め、これらの三次元座標,及び前記第1の撮像装置と前記第2の撮像装置との位置関係を示す座標とに基づいて、前記移動台車の走行に応じて軌道間の中点を基準点として線路周辺構造物上の光切断線の三次元座標を求める計算手段と、を備えたことを特徴とする線路周辺構造物の三次元形状計測装置。

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