特許
J-GLOBAL ID:200903004491666235

表面プラズモン共鳴センサ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 上村 輝之 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-062510
公開番号(公開出願番号):特開平9-257699
出願日: 1996年03月19日
公開日(公表日): 1997年10月03日
要約:
【要約】【課題】 正確な温度補償を行うことができる表面プラズモン共鳴センサ装置を提供する。【解決手段】 表面プラズモン共鳴センサ装置のセンサチップは、ガラスやアクリルのような高屈折率の光透過媒体1の表面に、表面プラズモン共鳴を生じるための金又は銀の金属薄膜2を有する。この金属薄膜2は、検知部2aとリファレンス部2bとに用途上区分され、検知部2aは試料に触れるよう露出しているが、リファレンス部2bは、屈折率一定の材料、例えばフッ素樹脂のコート層4で覆われる。コート層4の厚さは、金属薄膜2の表面から滲み出るエバネッセント波を層内に閉じ込めるために、50nm以上好ましくは約100nm以上である。リファレンス部2bを用いて測定したプラズモン共振角をリファレンス値として利用することにより、検知部2aを用いて測定した試料に関するプラズモン共振角の温度補償を行う。
請求項(抜粋):
光源と、金属薄膜を有した光反射面を持つセンサチップと、光検出器とを備えた表面プラズモン共鳴センサ装置において、前記センサチップの金属薄膜が、試料に触れる検知部と、検知部を用いた測定値の温度補償に利用されるリファレンス値を生成するためのリファレンス部とを有し、前記リファレンス部の外表面を覆う一定材質のコート層を更に備えたことを特徴とする表面プラズモン共鳴センサ装置。
IPC (2件):
G01N 21/27 ,  G01N 33/53
FI (2件):
G01N 21/27 C ,  G01N 33/53 T

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