特許
J-GLOBAL ID:200903004529149132

工作機械の主軸熱変位補正方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 今 誠 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-103778
公開番号(公開出願番号):特開平5-277894
出願日: 1992年03月31日
公開日(公表日): 1993年10月26日
要約:
【要約】【目的】 X、Y、Z、A、C、Wの各送り軸を有する6軸制御工作機械において、主軸の熱変位を補正し、加工精度を向上させる。【構成】 機械制御装置MTCの記憶手段6に、主軸回転数に対応するA、C、X、Y、Wの各送り軸の補正値を予め記憶させ、NCプログラム5で主軸回転数が指令された時、その回転数に対応する補正値をNC装置4に指令し、A、C、X、Y、Wの各送り軸を駆動して工具のワークに対する位置および姿勢を補正し、その後、NCプログラム5に基づく加工を行なう。
請求項(抜粋):
ベッド10上をX軸方向に直動するテーブル11と、該テーブル11を挾んで両側に立設されたコラム12、12の上部を結合するクロスビーム13上をY軸方向に直動するサドル14と、該サドル14上をZ軸方向に直動するラム15と、該ラム15の下部に設けられたC軸ベース16にC軸方向の回動が可能に支承したA軸ベース17と、該A軸ベース17にA軸方向の回動が可能に支承したW軸ベース18と、該W軸ベース18上をW軸方向に直動する主軸頭9と、該主軸頭9にW軸方向と平行な軸線を有して軸支した主軸7とを具備し、該主軸7先端に装着された工具と前記テーブル11に載置されたワークとの間でX、Y、Z、A、C、Wの各軸方向の相対移動を行ってワークにNC加工を施すように構成した6軸制御工作機械において、主軸熱変位を補正するため、主軸回転数に対応する少なくとも前記A軸およびC軸を含む所定の送り軸の補正値を予め記憶し、NCプログラムで主軸回転数が指令されたとき、当該主軸回転数に対応する前記記憶した各送り軸の補正値をNC装置に指令して、その各送り軸を駆動し、工具のワークに対する位置および姿勢を所定の位置および姿勢に補正後、前記NCプログラムに基づく加工を行うようにしたことを特徴とする工作機械の主軸熱変位補正方法。

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