特許

J-GLOBAL ID：200903004538641490

鋼構造物用溶接継手およびその製造方法

発明者： 森影 康 ,  久保 高宏 ,  安田 功一 ,  天野 虔一 ,  平岡 和雄 ,  志賀 千晃 ,  太田 昭彦
出願人/特許権者： 川崎製鉄株式会社 ,  文部科学省金属材料技術研究所長
代理人 (1件)： 小林 英一
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平11-359822
公開番号（公開出願番号）：特開2001-179484
出願日： 1999年12月17日
公開日（公表日）： 2001年07月03日
要約：

【要約】【課題】 予熱を施すことなく590 〜1180MPa 級高張力鋼の低温割れを防止した溶接継手を提案する。【解決手段】 溶接金属が、C:0.20質量%以下、Cr:3.0 〜13.0質量%、Ni:3.0 〜13.0質量%を含有する鉄合金組成で、かつ360 °C以下50°C以上のマルテンサイト変態開始温度(Ms 点)を有し、さらに該溶接金属が室温においてマルテンサイト変態の開始時よりも膨張した状態の温度-伸び曲線を示す組成とする。溶接金属が、50≦ 719-795C-35.55Si-13.25Mn-23.7Cr-26.5Ni-23.7Mo-11.85Nb≦360 (ここに、C 、Si、Mn、Cr、Ni、Mo、Nb:各元素の含有量(質量%))を満足するように調整するのが好ましい。

請求項（抜粋）：

溶接材料を用いて被溶接材同士を溶接した溶接継手であって、前記被溶接材を低合金鋼材とし、前記溶接により形成された溶接金属が、C:0.20質量%以下、Cr:3.0 〜13.0質量%、Ni:3.0 〜13.0質量%を含有する鉄合金組成で、かつ360 °C以下50°C以上のマルテンサイト変態開始温度(Ms 点)を有し、さらに該溶接金属が室温においてマルテンサイト変態の開始時よりも膨張した状態の温度-伸び曲線を示す組成とすることを特徴とする鋼構造物用溶接継手。

IPC (7件)：

B23K 35/30 320 ,  B23K 9/00 101 ,  B23K 9/00 501 ,  B23K 9/00 ,  B23K 9/23 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/38

FI (8件)：

B23K 35/30 320 A ,  B23K 9/00 101 Z ,  B23K 9/00 501 A ,  B23K 9/00 501 B ,  B23K 9/00 501 D ,  B23K 9/23 A ,  C22C 38/00 301 A ,  C22C 38/38

Fターム (13件)：

4E001AA03 ,  4E001BB01 ,  4E001BB05 ,  4E001BB06 ,  4E001CA02 ,  4E001CC04 ,  4E081YA01 ,  4E081YB01 ,  4E081YB02 ,  4E081YB03 ,  4E081YB05 ,  4E081YE10 ,  4E081YX07

引用特許：

審査官引用 (2件)

• 溶接方法および溶接材料
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平9-358023   出願人：川崎製鉄株式会社, 科学技術庁金属材料技術研究所長
• 溶接材料および溶接継手の製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2000-402652   出願人：川崎製鉄株式会社, 独立行政法人物質・材料研究機構