特許
J-GLOBAL ID:200903004556819930

電気車の電動機制御装置用の自己診断装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高田 幸彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-182524
公開番号(公開出願番号):特開平9-037405
出願日: 1995年07月19日
公開日(公表日): 1997年02月07日
要約:
【要約】【目的】故障原因の調査時に、制御指令装置と電動機制御装置の切り分けができるようにする。【構成】制御指令装置30はアクセルセンサ8を入力して制御指令を出力する。電動機制御装置5はその制御指令を受けて電動機を制御する。脱着可能な故障診断装置20を電動機制御装置5に接続し、診断装置からの制御指令で電動機4を制御する。制御指令値及び制御指令発生時間には制限を設ける。制御指令装置30に故障がある時も、故障診断装置20からの制御指令により電動機の駆動が可能になり、電動機制御装置の故障診断ができる。故障診断時の指令値及び指令発生時間を制限することにより誤操作による車両暴走を防止できる。
請求項(抜粋):
バッテリーの直流電源を可変電圧、可変周波数の交流電源に変換するインバータと、車両駆動用の三相交流電動機の電流を検出する電流センサと、該三相交流電動機の回転速度を検出するエンコーダと、アクセル開度に応じて該三相交流電動機の制御指令を決定する制御指令装置と、前記制御指令、前記電流センサ及び前記エンコーダの各出力に基づいて該三相交流電動機の電流を制御するための電流指令を発生し、該電流指令と前記三相交流電動機に流れる電流とに基づいて電圧信号を生成する電動機制御部と、前記電圧信号にもとづいて前記インバータを制御する信号を発生するドライバ手段とを有し、前記制御指令装置と前記電動機制御部とが別個に構成された電気車の電動機制御装置に対して、故障診断を行うための自己診断装置において、前記電動機制御装置とは独立して設けられ、通信回線を介して該電動機制御装置の電動機制御部に接続可能な故障診断装置を備え、該故障診断装置は、前記前記制御指令装置と同等の制御指令を前記電動機制御部に出力し、該電動機制御部が前記制御指令を受けて生成した前記電動機の制御信号に対する前記電動機の動作状態により、該電動機制御部の故障の有無を診断することを特徴とする電気車の電動機制御装置用の自己診断装置。

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