特許
J-GLOBAL ID:200903004601203740

通貨オプションのプレミアム計算方法、通貨オプションのプレミアム計算システム、通貨オプションのプレミアムをコンピュータに計算させるためのプログラム、このプログラムを記録した記録媒体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 一色 健輔 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-195245
公開番号(公開出願番号):特開2002-230304
出願日: 2001年06月27日
公開日(公表日): 2002年08月16日
要約:
【要約】【課題】 従来のGKモデルのフレームワークではプレミアムを適正に評価することが困難であった通貨オプションについて、市場値によく近似したプレミアムの値を計算する。【解決手段】 評価対象オプション及び3種類のプレインオプションについてATMフラットボラティリティσATMからベガ、ベガ2、バンナを計算し(S102,S106)、評価対象オプション及び上記3種類のプレインオプションを組み合わせたポートフォリオのベガ、ベガ2、バンナが夫々一致するようにポートフォリオ構成比率を計算する(S108)。各プレインオプションについてσATMから計算したプレミアムとボラティリティ市場値から計算したプレミアムとの間の差額を計算し(S110)、この差額の上記構成比率を重みとする重み付け和により、σATMから計算した評価対象オプションのプレミアムを補正する。
請求項(抜粋):
通貨オプションを評価対象としてそのプレミアムを計算する方法であって、ATMフラットボラティリティと、ボラティリティスマイルに関するボラティリティスマイル関連情報とを取得する第1のステップと、該取得したATMフラットボラティリティ及びボラティリティスマイル関連情報を第1の記憶手段に記憶する第2のステップと、前記第1の記憶手段に記憶されたATMフラットボラティリティに基づいて、前記評価対象オプションについてボラティリティに関する所定のリスクパラメータを計算してその計算結果を第2の記憶手段に記憶する第3のステップと、前記評価対象オプションと同じ行使期日又は行使期間を有する複数の所定のプレインオプションについて、前記第1の記憶手段に記憶されたATMフラットボラティリティ及びボラティリティスマイル関連情報に基づいて計算した行使価格と、前記第1の記憶手段に記憶されたATMフラットボラティリティとに基づいて前記所定のリスクパラメータの値を計算し、その計算値を第3の記憶手段に記憶する第4のステップと、前記第3の記憶手段に記憶された前記所定のプレインオプションについてのリスクパラメータの値に基づいて計算した、前記所定のプレインオプションを組合わせて作成したポートフォリオについての前記所定のリスクパラメータの値が、前記第2の記憶手段に記憶された前記評価対象オプションについての前記所定のリスクパラメータの値と等しくなるような、前記ポートフォリオにおける各プレインオプションの構成比率を計算し、その計算値を第4の記憶手段に記憶する第5のステップと、前記複数の所定のプレインオプションの夫々について、前記第1の記憶手段に記憶されたATMフラットボラティリティ及びボラティリティスマイル関連情報に基づいて、市場実勢を反映したプレミアムを計算する第6のステップと、前記複数の所定のプレインオプションの夫々について、前記第1の記憶手段に記憶されたATMフラットボラティリティに基づいてプレミアムを計算する第7のステップと、前記複数の所定のプレインオプションの夫々について、前記第6のステップでの計算値と、前記第7のステップでの計算値との間の差額を計算する第8のステップと、該第8のステップで計算された差額と、前記第4の記憶手段に記憶された各プレインオプションのポートフォリオ構成比率とに基づいて、前記評価対象オプションのプレミアムに関する補正値を計算する第9のステップと、前記第1の記憶手段に記憶されたATMフラットボラティリティに基づいて前記評価対象オプションのプレミアムを計算し、その計算値を前記第9のステップで計算した補正値により補正する第10のステップと、該第10のステップでの補正結果を、前記評価対象オプションについてのプレミアム評価値として出力する第11のステップとを備えることを特徴とする方法。
IPC (4件):
G06F 17/60 234 ,  G06F 17/60 206 ,  G06F 17/10 ,  G06F 17/13
FI (4件):
G06F 17/60 234 G ,  G06F 17/60 206 ,  G06F 17/10 Z ,  G06F 17/13
Fターム (2件):
5B056BB03 ,  5B056BB83

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