特許
J-GLOBAL ID:200903004627506202

ロール装置用のシール部材

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-246066
公開番号(公開出願番号):特開平7-259843
出願日: 1987年11月27日
公開日(公表日): 1995年10月09日
要約:
【要約】【目的】 この発明の目的は、中空ロールとクロスヘッドの間の円環状の間隙の中に設けられ、上記間隙に充填された圧力作動液の圧力と相違する圧力を供給されたとき、中空ロールの内周を、間隙に充填された圧力作動液とは異る圧力で押圧して、中空ロールを移動させることにより、線圧縮力を変化させるシール部材であって、シール部材に供給される圧力作動液の圧力が上記間隙内の圧力作動液の圧力より小さい場合にも、間隙内の圧力作動液が該シール部材の中に溢出し、シール部材内の圧力作動液の圧力を変化させないシール部材を提供することである。【構成】 本発明のシール部材は、シール部材の先端に設けられた静圧室の圧力が間隙の圧力よりより低い場合、間隙からシール部材に向かって溢出する圧力作動液をシール部材の先端に設けられた排出室に受け入れ、シリンダ室に向かって開く逆止弁を介して排出するように構成されている。
請求項1:
ロールの外周使用面を形成する円筒状の中空ロール(1)と、該中空ロール(1)をその軸方向に貫通し、該中空ロール(1)の内周との間に周囲に間隙(6)を置いて固定されたクロスヘッド(3,3′)を有し、該中空ロール(1)の内周に当接しかつ該クロスヘッド(3,3′)と該中空ロール(1)の間の間隙(6)内に区域(23)を画成するシール部材を該クロスヘッド(3,3′)に設け、該クロスヘッド(3,3′)に配設された供給路(26)を該区域(23)に接続し、該シール部材をピストン状のステー(24,24′,24′′)で構成し、該ステー(24,24′,24′′)を該クロスヘッド(3′)内にその軸線に垂直に形成された円筒形盲孔(15)内で移動可能に設け、該円筒形盲孔(15)の底部側に該供給路(26)と連通するシリンダ室(40)を形成し、該中空ロールの内周(4)に接するステーの端面側支持面に該中空ロールの内周(4)側へ開放し周囲に突条を設けた静圧室を形成し、該静圧室に接続されて該静圧室に圧力作動液を充填する絞り孔を該ステーに設けられて成る線圧縮力制御可能なロール用のシール部材において、該静圧室(37,38)と該シリンダ室(40)を連通する少なくとも1個の通路(41,67)を該ステー(24,24′,24′′)に設け、該シリンダ室(40)側へ開放する逆止弁(43)を該通路(41,67)に設けて成るシール部材。
IPC (2件):
F16C 13/00 ,  B21B 27/05

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