特許
J-GLOBAL ID:200903004654348120

光記録再生装置及び光ピックアップのトラッキング制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 梅田 勝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-315770
公開番号(公開出願番号):特開平10-162381
出願日: 1996年11月27日
公開日(公表日): 1998年06月19日
要約:
【要約】【課題】 位相差(DPD)法によりトラッキングエラー信号を生成するに際して、トラッキングサーボ制御の安定性や制御精度、並びにトラック横断動作の際の精度・正確さ等を好適に満足する光記録再生装置及び光ピックアップのトラッキング制御方法を提供する。【解決手段】 光スポットが光ディスク上のピットを通過する際に生じるファーフィールドパターンはフォトディテクタ2a,2b、電流電圧変換器7a,7b、及び2値化回路8a,8bを経て2相のディジタルパルスに変換された後にパルス出力手段9に加えられ、両者の位相差(時間差)に応じた位相差パルスとしてローパスフィルタ(低域通過手段)11a,11bに加えられる。ローパスフィルタ11a,11bによりアナログ信号となった位相差パルスは差動増幅器12によってトラッキングエラー信号TESとして出力される。コントローラ20はトラッキングサーボ動作、トラック横断動作などの個々の動作モードや再生信号の周波数等に応じてローパスフィルタ11a,11bの時定数を最適なものに切り替える。
請求項(抜粋):
情報記録担体のトラック上に光スポットを照射するとともに、前記トラックからの反射光を、少なくともトラック方向に2分割し、夫々の光量に応じた2つの電気信号を出力する照射受光手段と、得られた2つの電気信号を2値化し、2値化した信号の時間差に応じたパルスを生成するパルス発生手段と、生成したパルスに基づき低域通過手段を用いて前記トラックと光スポットとの相対位置を示すトラッキングエラー信号を生成するエラー信号生成手段と、前記トラッキングエラー信号に基づき、前記光スポットをトラッキング方向に駆動して、トラッキングサーボ動作とトラック横断動作を行わせしめる駆動手段と、を有する光記録再生装置において、前記低域通過手段は、少なくとも2通りの時定数を有するように設定されており、前記駆動手段による前記照射受光手段の動作に応じて、前記時定数を切り替える切替手段を有していることを特徴とする光記録再生装置。

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