特許
J-GLOBAL ID:200903004659316960

内燃機関の燃料供給装置における自己診断装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 笹島 富二雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-130696
公開番号(公開出願番号):特開平6-341342
出願日: 1993年06月01日
公開日(公表日): 1994年12月13日
要約:
【要約】【目的】 学習補正係数に基づいて燃料供給系の自己診断を行う場合に、ブローバイガスによる影響を回避して診断精度を向上させる。【構成】 始動時に始動時間(スタートスイッチON時間)を計測し(I)、また始動時水温を計測する(J)。そして、学習補正係数の更新時の始動後経過時間を計測する(K)。そして、始動時間と始動時水温と始動後経過時間とから学習補正係数へのブローバイ影響分を推定し(L)、診断用の学習補正係数をこれからブローバイ影響分を除去するように修正し(M)、修正された学習補正係数を所定値と比較することにより、燃料供給系の異常の有無を診断する(H)。
請求項(抜粋):
機関に吸入される空気量に応じた基本燃料噴射量を演算する基本燃料噴射量演算手段と、空燃比センサにより検出される空燃比のリーン・リッチに応じて空燃比フィードバック補正係数を増減して設定する空燃比フィードバック補正係数設定手段と、機関運転状態のエリア毎に学習補正係数を記憶する書換え可能な学習補正係数記憶手段と、この学習補正係数記憶手段から現在の機関運転状態のエリアに対応する学習補正係数を検索する学習補正係数検索手段と、前記基本燃料噴射量と前記空燃比フィードバック補正係数と前記学習補正係数とから燃料噴射弁による燃料噴射量を演算する燃料噴射量演算手段と、定常条件において現在の空燃比フィードバック補正係数の平均値の基準値からの偏差を算出する偏差算出手段と、現在の学習補正係数と前記偏差とに基づいて新たな学習補正係数を設定し、前記学習補正係数記憶手段における現在の機関運転状態のエリアに対応する学習補正係数のデータを書換える学習補正係数更新手段とを備え、更に、燃焼室から漏出するブローバイガスを吸気通路に還元するブローバイガス還元装置を備える内燃機関の燃料供給装置において、前記学習補正係数更新手段により更新された学習補正係数に基づいて燃料供給系の異常の有無を診断する燃料供給系診断手段を設ける一方、始動時に始動時間を計測する始動時間計測手段と、始動時に冷却水温を計測する始動時水温計測手段と、始動後経過時間を計測する始動後経過時間計測手段と、始動時の始動時間と始動時の冷却水温と更新時の始動後経過時間とから診断用の学習補正係数へのブローバイ影響分を推定するブローバイ影響分推定手段と、診断用の学習補正係数をこれからブローバイ影響分を除去するように修正する診断用学習補正係数修正手段とを設けたことを特徴とする内燃機関の燃料供給装置における自己診断装置。
IPC (4件):
F02D 41/22 325 ,  F02B 77/08 ,  F02D 41/14 310 ,  G01M 15/00

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