特許
J-GLOBAL ID:200903004662213285

押出混練性及び物性に優れる高密度ポリエチレン微細多孔膜及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 廣田 雅紀
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-512202
公開番号(公開出願番号):特表2008-540794
出願日: 2005年06月18日
公開日(公表日): 2008年11月20日
要約:
本発明は、電池用セパレーターに使用できる高密度ポリエチレン微細多孔膜及びそれの製造方法に関する。本発明による高密度ポリエチレン微細多孔膜は、重量平均分子量が2×105〜4×105であって、分子量が1×104以下の分子の含量が5重量%以下で、且つ1×106以上の分子の含量が5重量%以下である高密度ポリエチレンから構成されており、穿孔強度が0.22N/μm以上、気体透過度(Darcy’s permeability constant)が1.8×10-5Darcy以上、収縮率が横方向及び縦方向にそれぞれ4%以下である特性を有する。特に、本発明による高密度ポリエチレン微細多孔膜は、押出混練性及び延伸性に優れており、これを使用する電池の性能と安定性を高めると同時に、微細多孔膜の生産性を向上することができる。
請求項(抜粋):
(a)重量平均分子量が2×105〜4×105であって、分子量が1×104以下の分子の含量が5重量%以下で、且つ1×106以上の分子の含量が5重量%以下である高密度ポリエチレン(成分I)20〜50重量%と、希釈剤(diluent;成分II)80〜50重量%とからなる組成物を溶融押出し、シートに成形するステップと、 (b)前記シートの結晶部分の30〜80重量%が溶ける温度範囲で、前記シートをテンタータイプの同時延伸により縦方向及び横方向にそれぞれ4倍以上、総延伸比25〜50倍になるように延伸して、フィルムに成形するステップと、 (c)前記フィルムを、延伸が終わり且つ延伸中の張力がそのまま保持される状態で冷却するステップと、 (d)前記フィルムから希釈剤を抽出するステップと、 (e)前記フィルムの結晶部分の10〜30重量%が溶ける温度範囲で、前記フィルムを熱固定するステップと、から製造され、 穿孔強度が0.22N/μm以上、気体透過度(Darcy’s permeability constant)が1.8×10-5Darcy以上、収縮率が横方向及び縦方向にそれぞれ4%以下であることを特徴とする、高密度ポリエチレン微細多孔膜の製造方法。
IPC (3件):
C08J 9/00 ,  C08F 10/02 ,  B01D 71/26
FI (3件):
C08J9/00 A ,  C08F10/02 ,  B01D71/26
Fターム (57件):
4D006GA02 ,  4D006GA44 ,  4D006MA03 ,  4D006MB03 ,  4D006MB16 ,  4D006MB18 ,  4D006MB19 ,  4D006MB20 ,  4D006MC22X ,  4D006NA21 ,  4D006NA40 ,  4D006NA54 ,  4D006NA62 ,  4D006NA68 ,  4D006PA01 ,  4D006PC80 ,  4F074AA18 ,  4F074AB01 ,  4F074AD01 ,  4F074AG02 ,  4F074CA03 ,  4F074CA06 ,  4F074CA07 ,  4F074CB28 ,  4F074CC02Y ,  4F074CC04X ,  4F074CC04Y ,  4F074CC04Z ,  4F074CC05Z ,  4F074CC29Z ,  4F074CC32Y ,  4F074CC32Z ,  4F074CC37Z ,  4F074DA08 ,  4F074DA10 ,  4F074DA22 ,  4F074DA43 ,  4F074DA49 ,  4J100AA02P ,  4J100AA03Q ,  4J100AA04Q ,  4J100AA16Q ,  4J100AA17Q ,  4J100CA01 ,  4J100CA04 ,  4J100DA01 ,  4J100DA05 ,  4J100JA15 ,  4J100JA44 ,  5H021BB01 ,  5H021BB02 ,  5H021BB05 ,  5H021BB13 ,  5H021EE04 ,  5H021HH00 ,  5H021HH01 ,  5H021HH06
引用特許:
審査官引用 (6件)
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