特許
J-GLOBAL ID:200903004670404367

フォルステライト被膜のない高磁束密度方向性珪素鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 茶野木 立夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-077390
公開番号(公開出願番号):特開平7-118743
出願日: 1992年03月31日
公開日(公表日): 1995年05月09日
要約:
【要約】【目的】 短時間の仕上げ焼鈍で高磁束密度方向性電磁鋼板を得る。【構成】 Si:2〜4.8%、酸可溶性Al:0.08〜0.020%、N≦0.010%、残部Fe及び不可避的不純物からなり、熱延鋼帯での酸可溶性AlからN当量のAlを引いた酸可溶性Alの量が0.01%以下とする。冷間圧延後、一次再結晶焼鈍を行い、アルミナを主体とする焼鈍分離剤を塗布して、中性或いは、還元性雰囲気で、仕上げ焼鈍の昇温速度が50°C/Hr以上で920〜1150°Cまで昇温し、この温度で5時間以上保持する。なお、仕上げ焼鈍に入る前にアンモニアによる窒化を行い、インヒビター強化することは高磁束密度材を得るために良い。【効果】 短時間で高磁束密度方向性電磁鋼板が得られ、磁区細分化処理及び張力コーティングを施すことで、超低鉄損材料が得られる。
請求項(抜粋):
Si:2.0〜4.8重量%、酸可溶性Al:0.008〜0.020重量%、N≦0.010重量%、残部Fe及び不可避的不純物からなる珪素熱延鋼帯を必要に応じて焼鈍した後、1回または中間焼鈍をはさむ2回以上の冷間圧延を行い、所定の板厚とし、次いで一次再結晶焼鈍を行った後焼鈍分離剤を塗布し、仕上げ焼鈍を施す方向性珪素鋼板の製造において、熱延鋼帯での酸可溶性AlからN当量のAlを引いた酸可溶性Alの量を0.010重量%以下とし、一次再結晶焼鈍後、Al2 O3 (アルミナ)を主体とする焼鈍分離剤を塗布し、中性或いは、還元性雰囲気で仕上げ焼鈍の昇温速度を50°C/Hr以上で920〜1150°Cまで昇温し、該温度で5時間以上保持することを特徴とするフォルステライト被膜のない高磁束密度方向性珪素鋼板の製造方法。
IPC (2件):
C21D 8/12 ,  C21D 9/46 501

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