特許
J-GLOBAL ID:200903004697238930

軽量摩擦材の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 重野 剛
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-270304
公開番号(公開出願番号):特開平6-116400
出願日: 1992年10月08日
公開日(公表日): 1994年04月26日
要約:
【要約】【目的】 耐摩耗性、耐久性に優れ、安定した摩擦係数を有し、軽量かつ高強度な摩擦材を容易に製造する。【構成】 アルミニウム、チタン、アルミニウム合金又はチタン合金よりなる基板の表面に貫通孔と、貫通孔を通る溝を形成した後、無機及び/又は有機質フィラー含有レゾ-ル型フェノ-ル樹脂系コーティング剤を付着させて160〜300°Cで焼き付ける。無機及び/又は有機質フィラー含有量は10重量%以下とする。【効果】 基材とコーティング層との接着性、密着性に優れ、剥離の問題がない。摩擦面への油分の供給が均一で、油膜面が常に一定である。従来品と比較して基材の油溝を少なくすることができ、摩擦面を大きく確保できるので、摩擦特性が良好である。従来品に比べて軽量で、発錆の恐れがない。耐摩耗性、耐久性、機械的強度、耐熱性等に優れ、摩擦係数が安定かつ良好である。加工も容易で、極めて容易に製造することができる。
請求項(抜粋):
軽量金属基材に表面加工を施した後、有機質樹脂コーティング剤を付着させ、その後焼き付けることにより、基材表面に有機質樹脂コーティング層が形成された摩擦材を製造する方法であって、前記軽量金属はアルミニウム、チタン、アルミニウム合金又はチタン合金であり、前記有機質樹脂コーティング剤は、レゾ-ル型フェノ-ル樹脂系コーティング剤に、無機質フィラー及び/又は有機質フィラーを該レゾ-ル型フェノ-ル樹脂系コーティング剤に対して10重量%以下分散させてなり、前記基材に基材厚さ方向に貫通する孔と、該孔部を通過する溝を表面加工により形成した後、前記コーティング剤を前記基材に付着させ、その後、150〜200°Cの温度で焼き付けることを特徴とする軽量摩擦材の製造方法。
IPC (4件):
C08J 5/14 CFB ,  C09D161/06 PHE ,  C09K 3/14 ,  C08L 61:06

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