特許
J-GLOBAL ID:200903004706098187

トーションダンパ

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-191059
公開番号(公開出願番号):特開平10-038028
出願日: 1996年07月19日
公開日(公表日): 1998年02月13日
要約:
【要約】【課題】 使用環境の温度変化の影響を受けず、比較的容易に製造可能なトーションダンパを提供すること。【解決手段】 入力側の回転体52と出力側の回転軸53との間に配設されるトーションダンパ51において、回転軸53に固定されるピストン部材55と、回転体52に固定されピストン部材55を収容する溝を有するシリンダブロック56と、溝内に粘性流体を封入する複数の第1油室57と、異なる第1油室の間に形成され、流体通路60を介して第1油室57との間で粘性流体の流通が可能な第2油室58と、第2油室58内で浮動するフローティング部材62と、シリンダブロック56内に形成され、オリフィス61を介して第1油室57と流通可能な第3油室59とを備え、回転軸53と回転体52との回転振幅量が所定量以内のときには流体通路60を介して粘性流体が流通し、回転振幅量が所定量を超えるとフローティング部材62が流体通路60を遮断して、オリフィス61を介して粘性流体が流通するようにした。
請求項(抜粋):
入力側の回転体と該回転体と同心的に位置する出力側の回転軸との間に配設されるトーションダンパであって、前記回転軸と前記回転体との間を弾性的に連結すべく配設されるコイルスプリングと、前記回転軸に固定されるピストン部材と、前記回転体に固定され、前記ピストン部材を円周方向に対して摺動可能に収容する溝を有するシリンダブロックと、前記ピストン部材とシリンダブロックの溝とにより形成され、前記ピストン部材の摺動可能な範囲において粘性流体が内部に封入される複数の第1油室と、異なる第1油室の間に形成され、流体通路を介して前記第1油室と粘性流体の流通が可能な第2油室と、該第2油室内で浮動し、前記流体通路を遮断可能なフローティング部材と、前記シリンダブロック内に形成され、前記第1油室内の粘性流体をオリフィスを介して流通可能な第3油室と、を備え、前記回転軸と前記回転体との回転振幅量が所定量以内のときには流体通路を介して第1油室と第2油室との間で粘性流体が流通し、回転振幅量が所定量を超えると前記フローティング部材が流体通路を遮断して、オリフィスを介して第1油室と第3油室との間で粘性流体が流通することを特徴とするトーションダンパ。
IPC (2件):
F16F 15/16 ,  F16F 15/131
FI (2件):
F16F 15/16 E ,  F16F 15/30 E

前のページに戻る