特許
J-GLOBAL ID:200903004710680249

コンロッドの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大西 正悟
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-117820
公開番号(公開出願番号):特開2006-300081
出願日: 2005年04月15日
公開日(公表日): 2006年11月02日
要約:
【課題】 軸受メタルの位置決め機能を有する位置決め溝を備えたコンロッドを安価に製造する。【解決手段】 破断により2分割される分割型コンロッド1が、その大端部1aの破断前に、外周面に係止溝5a,5bに対応する突起部51,52を有するとともに、合わせ面55,55の一部が切り欠かれて一端側端面に向かって拡開するテ-パ面56,56が形成された一対の割型50a,50bからなる略円柱状の金型50を軸受孔に挿入し、先細状の楔形70をテ-パ面56,56に沿って摺動させることにより、合わせ面55,55が離間しつつ一対の割型50a,50bが軸受孔1dの径方向に移動して軸受孔1dの内周面が突起部51,52により押圧され、軸受孔1dの内周面に一対の断面円弧状の軸受メタル半体10a,10bを固定するための係止溝5a,5bが形成される。【選択図】 図8
請求項(抜粋):
クランクシャフトが軸受けされる大端部と、ピストンピンが軸受される小端部と、前記大端部と前記小端部とを一体に連結するロッド部とを有して構成され、 前記大端部に形成された断面略円形状の軸受孔の略中心軸を通り、且つ、前記大端部と前記小端部とを結び前記ロッド部を左右に分ける中心線と略直交する分割面において前記大端部が破断により2分割され、 前記大端部の上半体および前記ロッド部を介して前記小端部が一体化されたロッド側上半体と、前記大端部の下半体からなるキャップ側下半体とに2分割された前記大端部を、前記軸受孔の内周面に断面円弧状の軸受メタルを取り付けた状態で前記分割面において接合して前記ロッド側上半体および前記キャップ側下半体が一体化した状態に使用され、 前記軸受孔の内周面に前記軸受メタルを固定するための位置決め溝を有するコンロッドの製造方法において、 前記大端部の破断前に、 外周面に前記位置決め溝に対応する突起部を有するとともに、少なくとも一方の合わせ面の一部が切り欠かれて一端側端面に向かって拡開するテ-パ面が形成された一対の割型からなる略円柱状の金型を前記軸受孔に挿入し、 先細状の楔形を前記テ-パ面に沿って摺動させることにより、前記合わせ面が離間しつつ前記一対の割型が前記軸受孔の径方向に移動して前記軸受孔の内周面が前記突起部により押圧され、 前記軸受孔の内周面に前記位置決め溝が形成されることを特徴とするコンロッドの製造方法。
IPC (2件):
F16C 7/02 ,  B21K 1/14
FI (2件):
F16C7/02 ,  B21K1/14 Z
Fターム (13件):
3J033AA04 ,  3J033AC01 ,  3J033EA01 ,  4E087AA10 ,  4E087CA11 ,  4E087CA17 ,  4E087DB04 ,  4E087DB24 ,  4E087EC38 ,  4E087EC39 ,  4E087EC42 ,  4E087HA34 ,  4E087HA82
引用特許:
出願人引用 (2件)

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