特許
J-GLOBAL ID:200903004743087853

尿素の合成方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-341520
公開番号(公開出願番号):特開平10-182586
出願日: 1996年12月20日
公開日(公表日): 1998年07月07日
要約:
【要約】【課題】 尿素合成管中のアンモニアと二酸化炭素とのモル比を所定の一定範囲内に保持することができる尿素合成方法を提供する。【解決手段】 尿素合成管出口において尿素合成液の密度をリアル・タイムで測定して得られた密度の値からこの尿素合成液のN/Cを決定し、一方、尿素合成管に循環される未反応アンモニアおよび二酸化炭素を含有する回収液の液量と組成とをリアル・タイムに測定し、これらの測定値とN/Cの値とから尿素合成管中のアンモニアの保持量を計算し、このアンモニアの量が所定のN/C値に対応するアンモニア量となるように尿素合成管に供給するアンモニアの量を調整する。
請求項(抜粋):
尿素合成域にアンモニアおよび二酸化炭素を供給し、尿素合成温度および圧力において反応させて尿素、未反応アンモニア、未反応二酸化炭素および水からなる尿素合成液を生成させる尿素合成工程、該尿素合成液から該未反応アンモニアおよび二酸化炭素をそれらの混合ガスとして分離するストリッピング工程、該ストリッピング工程からの該尿素合成液中に残留する未反応アンモニアおよび二酸化炭素をそれらの混合ガスとして分離するカーバメート分解工程、該カーバメート分解工程からの尿素液をさらに処理して尿素を得る精製工程、該カーバメート分解工程からの該混合ガスを吸収媒体に吸収して回収する回収工程、および該ストリッピング工程からの該混合ガスを該回収工程からの吸収液と接触させて凝縮させて回収液を得る凝縮工程からなる尿素の合成方法であって、該尿素合成液の密度を該尿素合成域の出口においてリアル・タイムに測定し、得られた密度の値から該尿素合成液のN/C(アンモニアと二酸化炭素のモル比)値を決定し、一方、該回収液の液量と組成とをリアル・タイムで測定し、これらの測定値と該N/C値とから尿素合成域中のアンモニア保持量を計算し、このアンモニア量が所定のN/C値に対応するアンモニア量となるように、該尿素合成域に供給するアンモニアの量を調整することを特徴とする尿素合成方法。
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 特開昭58-090544
  • 特開昭58-023658
  • 特公昭49-025253
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