特許
J-GLOBAL ID:200903004766498834
耐硫化物応力腐食割れ性に優れた高強度鋼管の製造法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
川和 高穂
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-008821
公開番号(公開出願番号):特開平6-220536
出願日: 1993年01月22日
公開日(公表日): 1994年08月09日
要約:
【要約】【目的】 耐硫化物応力腐食割れ性に優れ、かつ降伏強度が90Kgf/mm2以上の高強度を具備する油井あるいはガス井用鋼管を省エネルギー及び省コストを達成しながら製造する方法を目的とする。【構成】 所定の成分組成を有する鋼であって、かつAl,TiおよびNの含有量から規定されるPGS=(0.3Ti+0.05Al) /Nが1.1以上でかつ1.6以下である成分組成の連続鋳造ビレットを用意する工程と、これをAc3 以上の温度でシームレス鋼管に加工し直ちにこれを焼入れを行う工程と、この焼入れしたシームレス鋼管をAc3 変態温度からAc3 変態温度以上100°C未満の温度に加熱し、その温度から再度焼入れる工程と、その後Ac1 変態点以下の温度で焼戻す工程を備えた耐硫化物応力腐食割れ性に優れた高強度鋼管の製造方法。
請求項(抜粋):
下記の工程を備えた耐硫化物応力腐食割れ性に優れた高強度鋼管の製造方法(成分組成はwt%である)。(a)C:0.15〜0.4 % 、 Si:0.1〜1 % 、 Mn:0.3 〜1 % 、Cr:0.1〜1.5 % 、 Mo:0.1〜1 % 、 P:0.015 % 以下、S:0.005%以下、 B:0.0005〜0.003%、 Al:0.01〜0.1 % 、Ti:0.01 〜0.03 %、 N:0.003 〜0.01 % 及び、残部がFeと不可避不純物からなり、Al, TiおよびNの含有量は、下式に示すPGS値を定めたとき、PGS=(0.3Ti+0.05Al) /NPGSが1.1 以上でかつ1.6 以下である成分組成の連続鋳造ビレットを用意する工程と、(b) 前記ビレットをAc3 変態点以上の温度でシームレス鋼管に加工し、直ちにこれを焼入れする工程と、(c) 焼入れした前記シームレス鋼管を、Ac3 変態点からAc3 変態点プラス100°Cの温度範囲に加熱し、該温度から再度焼入れする工程と、(d)再度焼入れした前記シームレス鋼管をAc1 変態点以下の温度で焼き戻す工程。
IPC (4件):
C21D 8/10
, C21D 9/08
, C22C 38/00 301
, C22C 38/32
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