特許
J-GLOBAL ID:200903004878614799

ノルボルネン系重合体及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 西川 繁明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-314204
公開番号(公開出願番号):特開平10-139865
出願日: 1996年11月11日
公開日(公表日): 1998年05月26日
要約:
【要約】【課題】 透明性、耐湿性、耐熱性、耐衝撃性、機械的強度、溶液安定性、低誘電率、低誘電損失、低吸水性、低透湿性、ガスバリアー性、耐蒸気滅菌性、及び耐薬品性に優れたノルボルネン系重合体、及びその製造方法を提供すること。【解決手段】 3種のノルボルネン系モノマーに由来する繰り返し単位を有するノルボルネン系重合体であって、数平均分子量(Mn)が1,000〜500,000であり、主鎖構造中の炭素-炭素二重結合を有する繰り返し単位の割合が20モル%以下であるノルボルネン系重合体、及びその製造方法。
請求項(抜粋):
式(A1)【化1】〔式中の各記号の意味は、次のとおりである。a:0、1または2である。b:0、1または2である。c:0、1または2である。R1〜R18は、それぞれ独立に、水素原子、炭化水素基、ハロゲン原子、水酸基、エステル基、アルコキシ基、シアノ基、アミド基、イミド基、シリル基、または極性基(ハロゲン原子、水酸基、エステル基、アルコキシ基、シアノ基、アミド基、イミド基、またはシリル基)で置換された炭化水素基である。R15〜R18は、2つ以上が互いに結合して、炭素-炭素不飽和結合、単環または多環を形成していてもよく、あるいは、R15とR16とで、またはR17とR18とでアルキリデン基を形成していてもよい。・・・・:炭素-炭素単結合または二重結合である。〕で表される繰り返し単位[A]、式(B1)【化2】〔式中の各記号の意味は、次のとおりである。d:0、1または2である。e:0、1または2である。f:0、1または2である。w:0、1または2である。R19〜R34は、それぞれ独立に、水素原子、炭化水素基、ハロゲン原子、水酸基、エステル基、アルコキシ基、シアノ基、アミド基、イミド基、シリル基、または極性基(ハロゲン原子、水酸基、エステル基、アルコキシ基、シアノ基、アミド基、イミド基、またはシリル基)で置換された炭化水素基である。R31〜R34は、2つ以上が互いに結合して、炭素-炭素不飽和結合、単環または多環を形成していてもよく、あるいは、R31とR32とで、またはR33とR34とでアルキリデン基を形成していてもよい。・・・・:炭素-炭素単結合または二重結合である。〕で表される繰り返し単位[B]、及び式(C1)【化3】〔式中の各記号の意味は、次のとおりである。g:0、1または2である。h:0、1または2である。j:0、1または2である。k:0、1または2である。R35〜R54は、それぞれ独立に、水素原子、炭化水素基、ハロゲン原子、水酸基、エステル基、アルコキシ基、シアノ基、アミド基、イミド基、シリル基、または極性基(ハロゲン原子、水酸基、エステル基、アルコキシ基、シアノ基、アミド基、イミド基、またはシリル基)で置換された炭化水素基である。ただし、R44及びR45が結合している炭素原子と、R48が結合している炭素原子またはR46が結合している炭素原子とは、直接または炭素原子数1〜3のアルキレン基を介して結合していてもよい。j=k=0の場合には、R50とR47またはR50とR54は、互いに結合して単環または多環の芳香環を形成してもよい。・・・・:炭素-炭素単結合または二重結合である。〕で表される繰り返し単位[C]とを含み、数平均分子量(Mn)が1,000〜500,000であり、主鎖構造中の炭素-炭素二重結合を有する繰り返し単位の割合が20モル%以下であるノルボルネン系重合体。

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