特許
J-GLOBAL ID:200903004887585521

感震素子

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-218221
公開番号(公開出願番号):特開平9-043048
出願日: 1995年08月02日
公開日(公表日): 1997年02月14日
要約:
【要約】【目的】固体の導電球を用いて小形で常時オン型の感震器を得る。【構成】感震素子1のハウジング2中には中央が凹の傾斜面6Aを有する下部絶縁体6が固定され、傾斜面6A上には導電性の慣性球8が転動可能に収納されている。下部絶縁体6の下面には下部接触部材7が熱カシメ等により挟持固定されている。この下部接触部材7はハウジング2と電気的に接続されており、弾性的に支持された接触部7Cを有している。この接触部7Cは下部絶縁体6の貫通孔6Bに挿通されている。導電端子ピン4にはしなやかな上部接触部材9が固着され常に慣性球8と接触している。静止時には慣性球8は下部接触部材7と接触し、導電端子ピン4とハウジング2の間を電気的に接続する。加速度の印加時には慣性球は傾斜面を転動して下部接触部材との接触を開離し、導電端子ピンとハウジングの間を電気的に開離する。
請求項(抜粋):
導電性の円板と有底円筒形の導電性ハウジングにより形成された気密容器と、この気密容器内に転動自在に収容された導電性の慣性球と、前記円板のほぼ中心に穿たれた孔に電気絶縁性充填材により気密に貫通固定された導電端子ピンと、この導電端子ピンの気密容器内部側端に固着されこの導電端子ピンを中心とするほぼ同心円上で前記慣性球と接触する複数のしなやかな弾性を有した羽根状部を持つ導電材製の上部接触部材とからなる感震素子において、ほぼ中央から外側に向けて同心円状に緩やかに上昇する傾斜面が形成され且つ中心部に貫通孔が設けられた下部絶縁体がハウジングの底面若しくはその近傍の所定面に実質的に固定されており、ハウジング内の底面又は底面近傍には弾性を有する導電性の下部接触部材がハウジングと電気的に接続されるように設けられこの下部接触部材の一部分である接触部が前記下部絶縁体の貫通孔に挿通され、その接触部は慣性球が絶縁体の貫通孔上に位置するときには常に慣性球に対して押し付けられる付勢力を与えられており、前記下部絶縁体の傾斜面上には前記慣性球が転動可能にかつハウジングが正規姿勢で静止しているときには重力により傾斜面の中心の貫通孔上に位置し前記下部接触部材の接触部と接触し電気的に接続されるように収納され、慣性球が前記貫通孔上を離れて傾斜面上を転動することにより下部接触部材との接触を断つ様に構成され、上部接触部材の羽根状部の延出近傍に慣性球との直接衝突を防ぐための保護板が設けられ、慣性球は貫通孔上での静止状態では前記上部接触部材の羽根状部から下部接触部材の接触部に押し付けられる押圧力が付勢されると共に、その転動状態でも羽根状部との接触状態が維持されるようになっており、前記下部接触部材は下部絶縁体の平面方向に挟持固定されていることを特徴とする感震素子。
FI (2件):
G01H 1/00 T ,  G01H 1/00 E

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