特許
J-GLOBAL ID:200903004915233938

内部応力解析方法および設計システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高田 守 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-001305
公開番号(公開出願番号):特開平8-189867
出願日: 1995年01月09日
公開日(公表日): 1996年07月23日
要約:
【要約】【目的】 樹脂および樹脂と他の材料から構成された物体の内部応力を精度よく解析し、予測することができる内部応力解析方法を提供する。【構成】 樹脂の硬化過程における体積収縮率βおよびせん断弾性率Gと時間との関係をそれぞれ与え、その時間範囲をn個の区間に分割し、各区間での体積収縮率βの増分Δβiおよびせん断弾性率Gの代表値Giを求め、体積収縮率の増分Δβiと線収縮率の増分Δαiとの関係式(Δαi=Δβi/3)を演算し、せん断弾性率の代表値Giおよび樹脂のポアソン比νと引張弾性率Eiとの関係式(Ei=2・(1+ν)・Gi)を演算し、各区間において、引張弾性率Eiおよび線収縮率の増分Δαiと応力の増分Δσiとのフックの法則による関係式(Δσi=Ei・Δαi)を演算し、各区間の応力の増分Δσiを順次足し合わせて、各区間終了時における応力σkを演算し、樹脂の内部応力の時間変化を求める。
請求項(抜粋):
樹脂の硬化収縮によって樹脂の内部に発生する応力の時間変化を解析する方法であって、(a)樹脂の硬化開始から硬化終了までの硬化過程における体積収縮率βおよびせん断弾性率Gと時間との関係を材料物性データとしてそれぞれ与え、(b)硬化開始から体積収縮率βおよびせん断弾性率Gが飽和するまでの時間範囲をn個の区間に分割し、(c)各区間における体積収縮率βの増分Δβiおよび各区間におけるせん断弾性率Gの代表値Giを求め、(d)体積収縮率の増分Δβiと線収縮率の増分Δαiとの関係式Δαi=Δβi/3を演算し、(e)せん断弾性率の代表値Giおよび樹脂のポアソン比νと引張弾性率Eiとの関係式Ei=2・(1+ν)・Giを演算し、(f)各区間において、引張弾性率Eiおよび線収縮率の増分Δαiと応力の増分Δσiとのフックの法則による関係式Δσi=Ei・Δαiを演算し、(g)各区間の応力の増分Δσiをつぎの式【数1】にしたがって順次足し合わせて、各区間終了時における応力σkを演算し、樹脂の内部応力の時間変化を求めることを特徴とする樹脂の内部応力解析方法。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭62-034282
  • 特開昭62-034282

前のページに戻る