特許
J-GLOBAL ID:200903004982024154

高度な結晶性ポリプロピレンを製造するための触媒系

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小田島 平吉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-168283
公開番号(公開出願番号):特開平9-100313
出願日: 1996年06月07日
公開日(公表日): 1997年04月15日
要約:
【要約】【課題】 本発明はプロピレンを重合して、高度な結晶性ポリプロピレンを製造するための触媒系および該触媒系を使用するプロピレン重合法を提供する。【解決手段】 本発明の触媒系は、従来のチーグラー-ナッタ触媒、オルガノアルミニウム化合物および電子供与体の特定の基の組み合わせを含んで成る。
請求項(抜粋):
プロピレンの重合化および共重合化用の触媒系であって、a)本質的に約1.5-6.0重量%のチタン;約10-20重量%のマグネシウム;塩素、臭素およびヨウ素から成る群から選択される約40-70重量%のハライド;脂肪族、芳香族および脂環式ポリカルボン酸のエステルから成る群から選択される約5-25重量%のポリカルボン酸エステル;およびリン酸および亜リン酸の炭化水素エステルから成る群から選択される約0.1-2.5重量%の有機リン化合物(ここで各々の炭化水素基は1-6個の炭素原子を有する)から本質的に成る従来のチーグラー-ナッタ触媒成分、該触媒成分はa)溶媒混合物中に、マグネシウムハライドと水またはアルコールとのマグネシウムハライド錯体およびマグネシウムハライドの誘導体から成る群から選択されるマグネシウムハライド化合物を溶解して均一溶液を生成し、ここでハロゲン原子がヒドロカルボキシル基またはハロヒドロカルボキシル基により置換され;該溶媒混合物は、脂肪族オレフィンおよびジオレフィンのオキサイド、ハロゲン化脂肪族オレフィンおよびジオレフィンおよびグリシジルエーテルのオキサイドから成る群から選択される有機エポキシ化合物(すべてが2-8個の炭素原子を有する)、ならびにアルキルホスフェート、アリールホスフェート、アラルキルホスフェート、アルキルホスファイト、アリールホスフィットおよびアラルキルホスファイト(ここでアルキルは1-4個の炭素原子を有し、そしてアリールは6-10個の炭素原子を有する)から成る群から選択される有機リン化合物から成り;b)均一溶液と式TiXn(OR)4-n(式中、Xはハロゲンであり、Rは同一または異なるアルキル基であり、そしてnは0-4の整数である)を有する液体チタン化合物とを混合し;c)沈殿を生成するために、無水カルボン酸、カルボン酸、エーテルおよびケトンから成る群から選択される少なくとも1つの沈殿助剤を加え;d)沈殿が現れたとき、ポリカルボン酸エステルを加え;e)混合物から沈殿物を分離し、そして分離した沈殿物をチタン化合物TiXn(OR)4-n(式中、Xはハロゲンであり、Rは炭化水素基であり、そして同一または異なってもよく、そしてnは0-4の整数である)またはその混合物を用いて、不活性希釈剤中で処理し;そしてf)処理した沈殿物を有機不活性希釈剤で洗浄する、工程を有する方法により調製され、b)オルガノアルミニウム化合物、およびc)一般式SiRm(OR')4-m(式中、Rはアルキル基、シクロアルキル基、アリール基およびビニル基から成る群から選択され;R’はアルキル基であり;そしてmは0-3であり、ここでRがアルキル基であるとき、RはR’と同一でよく;mが0、1または2のときは、R’基は同一または異なってよく;そしてmが1、2または3のときは、R基は同一または異なってよい)の電子供与体を含んで成る、上記触媒系。
IPC (2件):
C08F 4/658 MFG ,  C08F 10/06
FI (2件):
C08F 4/658 MFG ,  C08F 10/06
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭63-075006
  • 特開昭63-075006

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