特許
J-GLOBAL ID:200903005027742120

車輪駆動用軸受ユニット及び車輪駆動用軸受ユニット用結合部材の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小山 武男 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-348526
公開番号(公開出願番号):特開2001-163003
出願日: 1999年12月08日
公開日(公表日): 2001年06月19日
要約:
【要約】【課題】 補助リング21aを低コストで造ると共に、この補助リング21aの内外両周面に形成した内径側雌スプライン部22及び外径側雄スプライン部23の耐久性を向上させる。【解決手段】 補助リング21aを次の様にして造る。先ず、バー材を、プレスによる剪断加工により所定の長さに切断し、円柱状の前加工素材を形成する。次いで、この前加工素材に鍛造加工を施す事により、その内部に軸方向に亙る鍛流線を形成した、円筒状の中間素材を形成する。次いで、この中間素材の外周面に上記外径側雄スプライン部23を、同じく内周面に上記内径側雌スプライン部22を、それぞれ形成し、上記補助リング21aとする。上記鍛流線を形成した方向(軸方向)と上記両スプライン部22、23に加わる荷重の方向(円周方向)とが直交する為、これら両スプライン部22、23の耐久性を向上できる。
請求項(抜粋):
外周面に懸架装置に取り付ける為の第一の取付フランジを、内周面に複列の外輪軌道を、それぞれ有する外輪と、外周面の外端寄り部分に車輪を支持する為の第二の取付フランジを、同じく中央部に第一の内輪軌道を、それぞれ設けると共に、同じく内端寄り部分にその外周面に第二の内輪軌道を形成した内輪を外嵌固定したハブと、上記各外輪軌道と上記第一、第二の内輪軌道との間にそれぞれ複数個ずつ転動自在に設けた転動体と、その内周面に等速ジョイントの係合溝を形成してこの等速ジョイントの外輪となるハウジング部と、このハウジング部と上記ハブとを結合する為の結合部材とを備え、この結合部材は、全体を円筒状に造られて、内周面に形成した内径側雌スプライン部を上記ハブの内端部外周面に形成した内径側雄スプライン部にスプライン係合させてこのハブに固定しており、上記ハウジング部は、外端部内周面に形成した外径側雌スプライン部を上記結合部材の外周面に形成した外径側雄スプライン部にスプライン係合させると共に、上記結合部材に対する軸方向の変位を規制した状態で、上記ハウジング部から上記ハブにトルクを伝達自在としている車輪駆動用軸受ユニットに於いて、上記結合部材は、素材に鍛造加工を施して形成した円筒状の中間素材の内周面に上記内径側雌スプライン部を、同じく外周面に上記外径側雄スプライン部を、それぞれ形成したものである事を特徴とする車輪駆動用軸受ユニット。
IPC (4件):
B60B 35/18 ,  B60B 27/02 ,  F16D 1/02 ,  F16D 3/20
FI (4件):
B60B 35/18 A ,  B60B 27/02 Z ,  F16D 3/20 H ,  F16D 1/02 M

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