特許
J-GLOBAL ID:200903005042870800

情報処理装置の時刻制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-171463
公開番号(公開出願番号):特開平11-015558
出願日: 1997年06月27日
公開日(公表日): 1999年01月22日
要約:
【要約】【課題】 仮想情報処理装置内の論理時刻計時機構への時刻の設定において、仮想情報処理装置で動作するソフトウェアからのSCK命令の発行を排除し、仮想情報処理装置を構成する論理中央処理装置内の論理時刻計時機構の計時速度を可変にする。【解決手段】 ハイパバイザは、サービスプロセッサに備えられたコンソール装置からのオペレータの入力によって与えられる論理中央処理装置内の論理時刻計時機構への時刻設定と設定形式と計時速度変更パラメータを前記ハイパバイザアシスト機構を起動して取得し、これらを前記ハイパバイザ内の時刻格納領域に前記複数の仮想情報処理装置毎にそれぞれ格納し、更に、前記サービスプロセッサ内にも格納することで仮想情報処理装置の活性化処理時と動作時の双方で、前記論理中央処理装置内の論理時刻計時機構の時刻と計時速度を変更する。
請求項(抜粋):
時刻を格納し且つ計時する時刻計時機構を具備した中央処理装置と、該中央処理装置に接続される主記憶装置と入出力処理装置と、コンソール装置と外部記憶装置を備えたサービスプロセッサから構成される情報処理装置であって、前記情報処理装置を構成する中央処理装置と主記憶装置と入出力処理装置を論理的に分割あるいは時分割で使用することで仮想情報処理装置を構築する為の制御手段として、前記情報処理装置を構成する主記憶装置内に格納される前記制御手段であるところのハイパバイザを具備し、前記ハイパバイザは、サービスプロセッサに備えられるコンソール装置と外部記憶装置を使用する手段として、前記中央処理装置とサービスプロセッサに備えられているハイパバイザアシスト機構を使用し、前記ハイパバイザの制御によって論理的に分割あるいは時分割で使用することによって実現される1つ又は複数の論理中央処理装置と論理主記憶装置と論理入出力処理装置及び論理時刻計時機構から構成される仮想情報処理装置において、前記ハイパバイザは、前記サービスプロセッサに備えられたコンソール装置からのオペレータの入力によってあたえられる、前記論理中央処理装置内の論理時刻計時機構への1つ又は複数の時刻制御パラメータとこの時刻制御パラメータの指定形式に係わる情報をハイパバイザアシスト機構を起動して取得し、これらを前記ハイパバイザ内の時刻制御情報格納領域内に前記複数の仮想情報処理装置毎にそれぞれ格納し、前記ハイパバイザの仮想情報処理装置の活性化処理において、前記ハイパバイザ内の時刻制御情報格納領域内に格納した、時刻制御パラメータとこの時刻制御パラメータの指定形式情報を用いて論理時刻計時機構への時刻の設定を可能とし、前記ハイパバイザの仮想情報処理装置を活性化した後においては、前記コンソール装置からのオペレータの入力により、前記サービスプロセッサに備えられた外部記憶装置内の時刻制御パラメータとこの時刻制御パラメータの指定形式に係わる情報を動的に書き換え、その後で前記ハイパバイザアシスト機構を用いて、前記ハイパバイザ内の時刻制御情報格納領域内に格納されている時刻制御パラメータとこの時刻制御パラメータの指定形式情報を動的に書き替えることにより、前記論理時刻計時機構の時刻と計時動作を動的に変更することを特徴とする情報処理装置の時刻制御方法。
IPC (2件):
G06F 1/14 ,  G06F 15/00 320
FI (2件):
G06F 1/04 351 A ,  G06F 15/00 320 L

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