特許
J-GLOBAL ID:200903005060538040

冷延鋼板製造用母板、高強度高延性冷延鋼板およびそれらの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小林 英一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-291888
公開番号(公開出願番号):特開2003-183775
出願日: 2002年10月04日
公開日(公表日): 2003年07月03日
要約:
【要約】【課題】 高い延性と高い伸びフランジ性を有する高強度高延性冷延鋼板およびその製造方法を提案する。【解決手段】 C:0.05〜0.40%を含有し、Si、Mn、P、Al量を調整した鋼素材に、熱間圧延を施したのち、冷却速度:30°C/s以上で500 °C以下まで冷却し巻取る熱延工程と、550 〜700 °Cで保持する再加熱工程を施し球状セメンタイトを微細分散させ、ついで、冷延工程と、Ac1変態点以上850 °C以下の温度に保持する加熱処理を施したのち、10°C/s以上の冷却速度で350 〜500 °Cに冷却し、該温度域に10〜600s保持した後室温まで冷却する連続焼鈍工程と、を順次施す。これにより、組織は、フェライト相を主相とし、残留γ相を含みさらに低温変態相を含む相を第2相とする複合組織となる。なお、第2相の平均粒径は3.0 μm以下と微細であり、残留γは、残留γ量、残留γの固溶C量、平均粒径が所定の関係式を満足する微細で安定な相で 延性および伸びフランジ性が顕著に向上する。
請求項(抜粋):
質量%で、C:0.05〜0.40%、 Si:0.5 〜3.0 %、Mn:0.5 〜3.0 %、 P:0.050 %以下、Al:0.01〜0.30%を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる組成と、フェライト相およびセメンタイト相とからなる組織を有し、かつ前記セメンタイト相の平均粒径が0.3 〜1.0 μmであることを特徴とする高強度高延性冷延鋼板製造用母板。
IPC (4件):
C22C 38/00 301 ,  C21D 9/46 ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/14
FI (4件):
C22C 38/00 301 S ,  C21D 9/46 F ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/14
Fターム (16件):
4K037EA01 ,  4K037EA05 ,  4K037EA06 ,  4K037EA09 ,  4K037EA15 ,  4K037EA16 ,  4K037EA19 ,  4K037EA23 ,  4K037EA27 ,  4K037EA28 ,  4K037EA31 ,  4K037EA36 ,  4K037FD04 ,  4K037FE01 ,  4K037FF01 ,  4K037FF02
引用特許:
出願人引用 (4件)
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審査官引用 (1件)

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