特許

J-GLOBAL ID：200903005089024452

中空構造の固体電解質型燃料電池及びその製造方法

発明者： 松島 敏雄 ,  加藤 直樹 ,  大類 姫子
出願人/特許権者： 日本電信電話株式会社
代理人 (1件)： 雨宮 正季
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平9-239156
公開番号（公開出願番号）：特開平11-067244
出願日： 1997年08月21日
公開日（公表日）： 1999年03月09日
要約：

【要約】【課題】 強度の高い電極支持体に薄膜状の電解質を適用した、高性能なSOFCを容易に実現する。【解決手段】 第1の電極材料から構成された筒状の基体1の表面に電解質2及び、該電解質に重ねて第2の電極3が形成され、さらに、表面の一部にセル間を接続するためのインタコネクタ4を形成したもので、前記基体は一端を閉じた筒状を呈し、内部には第1の電極に対応したガスの供給路6と排出路7を有し、前記ガスの排出路は前記基体内で外表面に沿って形成され、前記の供給路は前記排出路の内側に形成され、これらの供給路と排出路は基体の閉じた側の端の内部で連通し、排出路の開口端部は供給路の開口端部よりも基体の閉じた側の端に近い位置に設けられている燃料電池およびその製造方法で解決する。【効果】従来方式のセルで生じていた種々の課題が解消され、高い発電特性を持ったSOFCを容易に実現することができ産業上極めて大きな利点がある。

請求項（抜粋）：

酸化剤極、燃料極、固体電解質、インタコネクタから構成された固体電解質型燃料電池において、単セルは、第1の電極材料から構成された筒状の基体の表面に電解質及び、該電解質に重ねて第2の電極が形成され、さらに、表面の一部にセル間を接続するためのインタコネクタを形成したもので、前記基体は多孔質で、一端を閉じた2重管構造の筒状を呈し、内部には第1の電極に対応したガス供給路とガス排出路を有し、前記ガス供給路は前記ガス排出路の内側に形成され、これらのガス供給路とガス排出路は基体の閉じた側の端の内部で連通し、ガス排出路の開口端部はガス供給路の開口端部よりも基体の閉じた側の端に近い位置に設けられていることを特徴とする中空構造の固体電解質型燃料電池。

IPC (4件)：

H01M 8/02 ,  H01M 4/86 ,  H01M 8/12 ,  H01M 8/24

FI (4件)：

H01M 8/02 E ,  H01M 4/86 T ,  H01M 8/12 ,  H01M 8/24 E